1ミリに6を彫る
火曜日の0時すぎ。
noteを書き始めました。
3連休の間、1度もnoteを書いていなかったことに、いまようやく気がづいたのです。
びっくりです。
あと数時間したら、出社しなければなりません。
最近書くことをサボってしまっていて、いつもの書き方を忘れてしまったので、今日はお話しするように書いていこうと思います。
たまにはそういうのもいいのかなと思います。
面白くなるかは分かりませんが、お読みいただけると嬉しいです。
何をお話ししましょうか。
うーん、そうですね…
やっぱり制作のことにしましょう。
たびたび書いてきましたが、私はいま木版画の制作をしています。
いままでは、グラフィックデザインを主にやっていたので、木版画をいちから始めようとすると、わからないことだらけです。
同じ図を作るにしても、考え方が違うので、頭がこんがらがります。グラフィックデザインにはできるけれど、木版画にはできないことがあります。その逆もあります。
そういうことがあり、少々行き詰まっていましたが、少し前、浮世絵の彫師の方のお話を聞く機会がありました。
彫刻刀の握り方から教わり、どういう形を彫るときは、どの彫刻刀を使うかとか、手首の動かし方とか、実際に作業する様子も見せていただきました。修行時代のお話や、後継者不足のお話、外国から来られた方を積極的に弟子に取っているというお話も聞きました。
私は技術を手っ取り早く盗みにのこのこやってきたわけですから、恥ずかしく思いました。
浮世絵を取り入れるのなら、きちんと勉強して、技術を習得した上で制作をしていきたいと思ったのですが、彫は、8年修行してようやく仕事になるか、ならないかのレベルにしかならないそうです。摺のぼかしは、10年かかるそうです。先が長いです…
なので、彫や摺を習得をしつつ、自分の制作をしていきたいと思います。振り出しに戻ったような気もしますが、1周目よりは、周りが見えているかもしれません。やるべきことはより鮮明になっていますから。
そういうわけで、最近はずっと夜な夜な木を彫っています。
輪郭線を彫っているのですが、直線でさえ上手く彫れません。
線幅が1.5ミリくらいにはなりましたが、線が途切れてしまっています。修正はできないので、この版木はもう使えません。
もったいないので、細かく砕いて焚き火をするときの着火剤にしようと思います。よく燃えそうです。
1ミリの間に6本の線を彫れるようになれば一人前だそうなので、毎日少しずつ練習をして、早く細かく彫れるようになるといいですね。
図を考えるときは、頭を抱えて唸るほど苦しみますが、考える工程を終えたあとの作業は、とても楽しく感じます。あとは頑張るだけですから。
1000字を超えてしまったので、今日はこの辺で終わりにします。
明日からは、いままで通りの文体になるよう、チューニングをしておきますので、懲りずに読んでくださると嬉しいです。
おやすみなさい