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共学校と男子校、女子校
「絶対に共学がいいです!」
オフィスで雑談をしていたとき。流れの中で20代の後輩が言いました。彼は中高一貫の男子校出身で、中高時代に極めた趣味が今の仕事につながっているようにも見えていたので、意外に思って理由を聞いてみると……。
「今の世の中で、女性とうまくやっていければ,すべての人とうまくやっていけるからです」
ちょっと大袈裟ですが、と断った上で、しかも性別は男女に限らないということは認識した上での発言でした。私はその言葉を、少なくともジェンダーという点で多様な人がいる環境に身を置くことが大事という意味に受け取りました。
この話を思い出したのは、先日東京・渋谷のトランクホテルで開かれたDEIのイベントが「共学」だったから。2つの点で、今まさにDEI推進は潮目が変わっていると感じました。
1つは、イベントタイトルが「Together, We Accelerate」となっていたこと。DEIを止めない、加速させようというメッセージです。
もう1つは、日本人女性だけではなく、男性、女性、日本人、外国人、外資系企業の人、日本企業の人……と混ざり合う場だったことです。セッションの中では、「傾聴を大事にしたい」という男性登壇者からのメッセージもありました。
キーノートで登壇した政治家・野田聖子さんは、イベントに先立って発売された本の中で、こう言っています。
「多様性」とは、異なる属性同士が争ったり、権利を主張したりすることではなく、「相手ができないことを私なら補える」という行動や気持ちに結びついていくことです。
女性初、というタイトルをたくさん持つ野田さんの言葉。分断が進むことへの恐れが強まるいまだからこそ胸に響きました。
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(2024.11.7)