シャワーを浴びれない

世の中には、正しい結果をもたらす正しくない選択も、逆に正しくない結果をもたらす正しい選択もあって、このような不条理性を回避するためには、実際に「何一つ選択していない」という立場をとる必要があるが、現実には「何一つ選択せず」に人生を過ごしていくことは不可能なので、不条理の渦に馬鹿になって飛び込んで選択する必要がある。行動してみて、期せずして悪い結果に転んだ場合、また行動して修正することが必要になる。

さて、ユニバーシティカレッジロンドン留学のためのキャセイパシフィック航空での香港国際空港からロンドンヒースロー空港まで十数時間のフライト、香港とマカオに寄ってカジノで遊ぶ決断をしたため、エコノミークラスで過ごすことになり、是非ともアライバルラウンジでくつろぎたいところであった。くつろいでシャワーを浴びて万全な状態にしたかった。事前に調べたところ、キャセイパシフィック航空と同じワンワールドアライアンスのブリティッシュエアウェイズのラウンジが使えそうだったので、ヒースロー空港到着後ラウンジがあるとされる第5ターミナルへ移動した。

ブリティッシュエアウェイズのラウンジ案内

むむ、どうやら「エメラルド」ステータスが求められる!?みたいだ。(保有しているのはJALで持っているワンワールド「sapphire」で、emeraldの一つ下のランクになる)

そんなぁ ステータスはワンワールドサファイア(JGC)です><

そんな訳でイギリス入国早々行動を修正する必要に駆られたのであるが、他にもアライバルラウンジがあるかもしれない!?と思って調べてみると、どうやら第二ターミナルにプライオリティパスで入れるプラザプレミアムアライバルラウンジが…かつてあったとか、シャワーは有料だとか、情報が錯綜…していたので、ホテルに電話して、スーパーアーリーチェックインさせてもらって、ホテルでシャワーを浴びることにした。結果として、結局、ヒースロー空港での到着でのラウンジ利用は叶わなかった。

第二ターミナルまで足を運んで確認しない、ホテルに直行するという決断が正しかったかどうかいまでも確信が持てないものの、最初に述べた通り、決断という行為の結果は不条理性がついてまわることを回避できないので、あれやこれや考えても仕方がないことなのかな、と思う。ただ、ロンドンヒースロー空港に着いてシャワーを浴びる場所がないというのはばっちり脳裏に焼き付いたみたいで、しょっちゅう夢に出てくる。

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