大空港2013。を観てみた

朝起きて、Apple Musicのプレイリストをランダム再生で聴きながらボーっとしておりました。

10分ほど聴いたところで、RUIこと柴咲コウが歌う「月のしずく」が流れてきて、何かしらのスイッチが入ったようで‥

この歌、映画「黄泉がえり」の劇中歌で、日本語の表現が独創的なバラードです。

20年近く前の映画ですが

「竹内結子ちゃん、可愛かったなぁ」‥

結子ちゃんの訃報を聞いたのも今日と同じ日曜日のこれくらいの時間だったな‥

今日は竹内結子ちゃんが出ていた作品に触れたくなりました。

数ある作品の中からどれにしようか？プライムビデオの一覧を眺めながら迷っていると‥

あっ、これにしよ！

「大空港2013」のタイトルに目が止まりました。

私の中にある「竹内結子像」が色濃く出ているのでこれにしました。

この作品は、松本空港を舞台にした（松本空港しか出でこない）コメディで、監督は三谷幸喜。

とにかくドタバタに終始する映画で、テンポがよく（テンポ良すぎかも）あっという間のエンディング。

登場人物はというと、どうかしている人しか出てきません！

映画というより、喜劇の舞台を見ているような感覚です。

それもそのはずこの映画、最初から最後までワンカットで撮られています。

舞台演劇でセットが転換していくように松本空港の中を駆け回り続けます。

ワンカットなので、共演者が必死に笑いを堪えているところもそのまま写されているのが、この映画をさらに面白いものにしており

「NGはなかったのかしら？」

などと邪推しつつ、終始笑いながらエンディングを迎えます。

結子ちゃんが不敵な笑みを浮かべて、小悪魔になるシーンで

「もうこの笑顔、過去の作品でしか見れないんだなぁ」

と涙が溢れてしまいました。

若くして旅立ってしまった竹内結子ちゃんに思いを馳せて始まった日曜日でした。