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「ラ・マル しまなみ」に乗ってみた。その2

私を乗せたオシャレな装いの213系電車は岡山駅を出発し、貨物ターミナルと岡山電車区に並ぶ車両を右手に見ながら西へと進みます。
先ずはこの景色を肴に、駅の売店で購入しておいた酎ハイのプルタブをあけることに。

電車区を挟み並走していた山陽新幹線と別れ、住宅地を抜け伯備線と併用の複線を最初の停車駅、倉敷へ向かいます。

途中、山陰へのアクセス特急381系電車「やくも」や長大な編成の貨物列車とすれ違いながら走ること30分、観光の街「倉敷」に到着。

ここで15分ほど停車してくれるので軽く駅の探索ができます。

私はというと、列車内をうろつく事に。

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オシャレな空間を堪能してホームに降りてみると、あちこちで撮影会が始まっておりました。

クルーと一緒にファインダーに収まる人がいれば、白いボディーをバックにオリジナルのポーズではしゃぐ姿をカメラに収める女子達、サボやヘッドマークなどのコアなアイテムにレンズを向ける鉄オタ同士諸君、いろんな楽しみ方で停車時間を楽しんでいると‥

「ラ・マル しまなみ 間もなく発車します」

と、アナウンスがあり、乗客は車内へ戻り、再び洒落た空間の住人に。

併設する水島臨海鉄道の倉敷市駅を左に見ながら白い213系電車は次の停車駅、福山へと更に西に進みます。

住宅街を抜け、高梁川を渡り、チョットの間山陽新幹線と並走する車窓を肴に2本目の酎ハイを呑みながら、尾道で過ごす4時間何しようか?とgoogleで色々アプローチして過ごしていると県境を越え広島県に入りました。

大門駅を過ぎ、大きく左カーブを描き再び山陽新幹線の高架と並走しながら東福山貨物駅の横を通り過ぎると、少しスピードを落として福山駅に到着です。

1分の停車ですぐに発車して白い213系電車は尾道まで20分のラストスパートをかけるべくモーターが唸りをあげます。

映画の舞台にもなる尾道が近づくと、山陽本線は本州と向島の間できらめく尾道水道を車窓に加え、旅の終わりを演出してくれているようです。

港町にふさわしい姿に模様替えした尾道駅に着き、白い213系電車に暫しの別れを告げ、駅前に出てみることに。

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爽やかなイメージの駅舎で、以前のものとはかなり変わった姿になっていました。

さて、上りの「ラ・マル しまなみ」の乗客になるまでの4時間、結局車内での脳内会議では答えが出ず、とりあえずこの辺をぶらついてみることに。

尾道ラーメンの店あり、ワインバルあり、オリジナルのブレンドコーヒーを飲ませてくれるカフェありと駅前は充実しています。

思案すること5分、まずは尾道ラーメンを頂くことにしました。

駅の近くにある店は昼時で混雑しており、着丼まで生ビールで喉を潤して待つことにします。

10分ほどで背脂が浮く見た目コッテリのラーメンが着丼。

食べてみると、魚介の風味が溢れるスープで背脂がいいアクセントになっており、アッという間に完食!ごちそうさまです。

店を出て、尾道水道を望む事ができる広場で潮風に当たることに。

11月中旬だったのですが、暖かな日で潮風が気持ちよくハンモックでもあれば昼寝をしたい、そんなゆったりとした時間を30分ほど過ごしました。

お腹もこ慣れてきたので、移動開始。

駅前探索で気になっていたワインバルに行ってみることにしました。

小さい店ながらも雰囲気が良く、屋外にあるテラス席に案内してもらい、好みを伝えてお勧めのワインを持ってきてもらうことに。

ワインもつまみもいい感じで、居心地が良く、kindleに入れてある本を読みながら、結局上り「ラ・マル しまなみ」の出発時間まで居座ってしまいました。

オーナーの女性曰く

「好みの本を持ち込んで、半日くらいワインを呑んでるお客様もいますよ」

とのことでした。

程よく酔った体で尾道駅に戻り、再び白い213系電車の乗客となります。

そしてこの後、国際交流を体験することに‥





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