紙の本ってやっぱりいいな
電子書籍デビューをしてから、自分では紙の本を買わなくなった。
理由はいくつかある。
まず、kindle端末を手に入れたこと。
今年の1月にAmazonのセールで思い切って購入してから電子書籍が一気に読みやすくなった。iPhoneを使っていた時の、画面の小ささや寝る前に携帯を触るのはちょっとなあ、などの気になるところをクリアすることができた。
そして、なんといっても軽さ。
数千冊の本が182g。500mlペットボトルの1/3の重量。
何冊も平行読みすることが多いので、気分に合わせて好きな時に好きな本を読むことができる。
最後は、読みたい!と思ってから手に入るまでのスピード感。
気になる本をすぐに試し読みして、購入することができる。読みたい気持ちの旬を逃なさずに済むのがよい。
電子書籍を買うようになってから知ったのだけど、紙の本より電子の方がお得に購入できること。
これがとってもありがたい。
気になるものはすぐ買うようにしてるけど、今結構読んでるものあるしなあって時は、Amazonのお気に入りリストに入れておく。そうするとセールやキャンペーンをやるタイミングでお知らせをしてくれる。素敵なお知らせメールのおかげで何冊もお安く買うことができた。
まあこんな感じで、電子書籍のメリットが個人的な需要にぴったりハマり利用している私だが、紙の本を一切読まないわけでもない。
紙の本と関わる大切な時間。それは、知り合いに本を借りることで作られる。
「この本いいよ」っておすすめしてもらったり、本棚を見て「これ読んでみたいから貸して!」とお願いしたり。
その度に「やっぱり紙の本っていいよなあ。」
と思わずにはいられない。
紙の良さは、前にその本を読んだ人の痕跡が残るということにあると感じている。
気になったであろう箇所のページの角が折られていたり、線が引いてあったり、コメントが書かれていたりする。
あの人にはここが心に響いたのかなと想像すると楽しい。自分の気になるポイントが違うのも楽しい。
逆に自分が本を貸す時には、自分が読んで痕跡を相手に残すこともできる。
私が持ってる本があまりないので、貸すという経験値はほとんどないんだけど、私が想像する理想の本の貸し借りがある。
まずは、私が読んでコメントやら印やらを書き込む。次に借りた人も私の本だけど気にせず同じように書き込んでほしい。
本コミュニケーションめっちゃやってみたい。
そうすると、やっぱり紙っていいなあとなる。
実はKindleにも、マーカー機能があって、さらには多くの人がマークをつけている場合その箇所を自分の端末にも表示することができる。
それも悪くないけど私は、多くの私の知らない人でなく、どんな人かある程度想像がつく知っている人が何を思ったのか感じたのかということを覗いてみたいと思うのだ。
覗くっていう表現がぴったりだなと思っていて、直接感想を言い合うのも大好きだけど、本に書かれているのを後から読むときって「ここが気になったんだな、ムフフ」ってこっそり見てる感じ、頭の中を覗いてる感じがする。
これって面と向かって話す時とはまた違う相手への発見があのではないかなと思う。
あとは単純に貸し借りできるっていいよね!
これおすすめだよって伝えた本をすぐに手渡せるのがいい。
私の弟に本をおすすめすることが増えて、「これよかったよ」って教えても、kindleなんだよなあと貸してあげられない時にちょっぴり悲しくなる。
それなら紙で買えよって話なんだけどね。
1番初めにあげたKindleの使いやすさもなかなか手放せないんですよね。
だからこそ、kindleでも本の貸し借りができるようになることを願っている。
法律的に?難しいのかな。
全ての本を不特定多数の人に貸せると良くないかもしれないけど。
例えば
・一冊の本で、貸し出せるのは3回まで。
・貸し出し期間は1ヶ月。(期間を過ぎたら閲覧できなくなる)
とかの条件付きでどうでしょうか、kindleさま。
本deコミュニケーション(勝手に名前をつける)はひとまずやってみたいので、今度借りた本に私も書き込みしていいか聞いてみようと思う。
minolta tc-1×kodak ultramax400
【2021/6/12追記】
先日書いたnoteで、kindleも紙の本みたいに人へ貸せたらいいのにって書いたんだけど、今日ちゃんと調べたら貸し出し可能だってことがわかった。
すごいーー!
しかも私が考えたルールとほぼ同じで、貸し出し期限があり、貸し出している時は貸し手は読めないという決まりがあった。
なんだ、あったんだ。
ただ残念なお知らせが。
アメリカのみのサービスで、まだ日本のAmazonでは導入されていないらしい。なんでだろう。