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LayerX新卒1年目で学んだ「3つのこと」 #日めくりLayerX
このnoteは、【#日めくりLayerX】と題して発信するブログリレーの2025年2月28日の記事として投稿しています。 前回27日は同じくISのmuracchoさんこと村田さんの「スタートアップ未経験の自分がLayerXで過ごした1年間を振り返ってみた」でした。ぜひ合わせてご覧ください!
はじめに
はじめまして。「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げる、株式会社LayerXに24卒として入社しました塚本(https://x.com/nozo_990719)と申します。社内ではnozoと呼ばれています。
バクラク事業部のインサイドセールス部(以下IS)にて23年5月にインターンを開始して以降、入社後もISにて役割を変えながら一貫して「商談獲得」というミッションに向き合っております。
hey株式会社(現STORES株式会社)にてSTORES予約のISとして半年間のインターンを経験後、プロトスター株式会社にて起業LOG SaaSの営業を約1年間担当。2023年5月より株式会社LayerXにてバクラクシリーズのISとしてインターンを開始し2024年4月に新卒入社。
何を書くか/誰に読んで欲しいか
この記事は「3つの学び」を中心にその過程にある4つの経験や失敗から自身の1年目を振り返るnoteです。
同じ24卒の方はもちろん、2、3年目で次のチャレンジを考えている方、スタートアップに入社を検討している方に読んでいただきたいです。
「3つの学び」とは
早速ですがこのnoteの結論です。
他にもこの1年で学んだことは数えきれないですが、あえて重要だと思う3つに絞るとすれば以下になります。
「なぜ?」を徹底することが全ての基礎になる
「言語化」と「図式化」のセットで再現性を高める
今の仕事に向き合うことで「Will」が見つかる
それぞれ実際にこの1年で経験した4つのことと共に説明していきます。
1.「なぜ?」を徹底することが全ての基礎になる
「なぜ」を考えることで背景にある「期待」や「目的」が見えてくるため、方向性を見失うことなく様々なアクションを素早く取れると感じました。
case1:突然のアサイン変更に対する腹落ち
2024年のLayerXでは「メラ期」と呼ばれる期間がありました。
多くの変化がありましたがその中の一つに「社内異動」がありました。
事業開発のメンバーやBizOpsのメンバーで営業バックグランドがあるメンバーが営業に異動。また営業マネージャーもプレイイングの割合を増やすした。結果的にこの判断は大きくMRRに貢献した。
全社員が事業にとってのインパクトを考え、最も成果を上げられる場所で業務にあたりました。
これは新卒メンバーも例外ではなく、本配属後は事業上求められていてそれぞれが力を発揮できる役割が与えられました。
私はIS内での異動だったためミッション自体は「商談獲得」から変わりませんでしたが、この1年で計3回のチーム異動、4つの役割を担うことになりました。
その中には急遽の異動もありましたが、以下2つのおかげでスムーズに自分の役割や背景にある事情・期待を理解し業務にあたることができました。
「なぜこの異動が必要なのか」「なぜnozoに任せたいのか」をIS部長や担当マネージャーから伝えてもらえたこと
「情報を透明・オープンにする」という文化があり「会社は事業はどういう状況にあるのか」「事業としての優先順位は何か」を理解できる環境があったこと
「全ての基礎になる」と記載した通り、ISとしてのお客様対応において相手の立場に立って「なぜ」を繰り返すことで精度高い提案ができたり、自分の成果を改善する際に「なぜ」を繰り返すことで根本の課題を特定し改善サイクルを正しく回すことができたり、ということもありました。
スタートアップは環境が目まぐるしく変わるので、自分が思い描くキャリアプラン通りに役割を任せてもらえなかったり、担当している施策が急に変わったりということは今後もあると思います。
「なぜ」を大切にし正しく背景や期待を理解し素早くアクションに移せるようにしていきたいと感じました。
2.「言語化」と「図式化」のセットで再現性を高める
「言語化」が大切という話は良く聞きますが、同じくらい「図式化」も大切だと学びました。
「図式化」して体系化することで、より言語化した学びを直感的に異なる領域で転用できるようになります。(「進研ゼミでやったとこだ!」みたいな)
case2:業務委託の取引先との関わり方
IS業務委託の達成マネジメントを担当していた際、私は取引先様とのコミュニケーションにおいてこちら側の期待を正しく伝えるのにかなり苦戦していました。
当時、新規の施策で獲得したリードを、施策の検証も兼ねて業務委託の方に対応をお願いしていました。
ただ「成果を検証したい」「目標も達成したい」という状況で、目先の成果に対する議論が先行し、先方との間にズレが生じてしまいました。
そんな時に「私↔︎プロジェクトマネージャー↔︎業務委託のメンバー」という座組を図式化したことで「部長↔︎マネージャー↔︎メンバー」という構造と同じであることに気づき「部長は何を考えどう伝えているのか」を意識するようになりました。
新規の施策を行っている意図やIS部の状況など目標の前段を正しく伝えるようコミュニケーションの取り方を変えることができ、それ以降は先方とスムーズに連携できるようになりました。
元々言語化のためにNotionを使い倒していたのですが、図式化するにあたってはmiroを活用するようになりました。
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言語化と図式化の二刀流で1つの学びの再現性をより高めていきたいです。
3.今の仕事に向き合うことで「Will」が見つかる
前提、スタートアップという環境に身を置く新卒は特に
「与えられている業務に全力で取り組むこと」が重要だと思います。
私は仕事における明確なWillが今はないため
「自分は本当は何がやりたいんだろう」
「この仕事をした先にどんなキャリアがあるのだろう」
と悩むこともこれまではありました。
EVeMの長村さんに行っていただいた新卒研修にてWillを見つけるヒントの1つに「今目の前の仕事に全力を注いでみる」ことで、できることが増え、結果的にやりたいことが見つかるという話がありました。
今目の前の仕事に全力で取り組めばスキルが上がります。スキルが上がれば、自分が"できる"と実感を持って想像できる範囲が大きくなります。
できるという実感がないことは、なかなか想像もできません。
その想像範囲は、「自分のやりたいことが眠っている池」のようなイメージで、できると実感を持って想像できる範囲が大きくなるということは、その池が大きくなるようなことだと思います。
そこで「まずは目の前の仕事に全力で向き合い、自分のできることを増やしていこう」と考えました。
case3:業務委託メンバーのマネジメント経験から社内チーム予算管理の期待
IS業務委託メンバーのマネジメントを担当しましたが、会社としても初めての取り組みでしたし、もちろん私自身メンバーの「達成マネジメント」に向き合うことは初めてでたくさん失敗しました。
結果的に取り組み自体は9月末で中止になりましたが、行っていたことを一部継続する形で10月からは社内チームの「予算管理」に携わる機会をいただけました。
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当時のチームは主に商談化率の低めなハウスリードからの商談獲得をミッションとしており新入社員も多いチームだったため、二つのことを行いました。
既存メンバーと新入社員の「バディ制」の導入
週次での「達成プラン共有会」の実施
結果として継続して達成する体制を作る「チームの自力」を向上するための施策として現在も形を変えながら運用されています。
上手くいかないことの方が多かったですが、業務委託メンバーの「達成マネジメント」に全力で向き合っていたことで、新しいミッションを任せていただき、失敗の経験を元にチームに必要なアクションを適切に取ることができたと思います。
(前提、失敗を許容し新たに挑戦の機会をいただける環境にいることがとてもありがたいです。)
case4:重要チャネル担当としてのアサイン
ハウスリードを担当するチームからは1ヶ月で離れることになり、11月からは最も重要なチャネルであるHot(資料請求・問い合わせ・無料トライアルなどインバウンドリードを指す)の対応を任されることになりました。
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10月の役割はもちろんそれ以前の役割でも部の数値最大化を主語に向き合ってきたことで、新しい挑戦の機会をいただけました。
おわりに
3月からは「1000~2000名の企業様の担当」という新しい機会をいただけることになりました。
元々11月からは従業員数が100名以下の企業様を担当していたのですが、取り組むうちに「より従業員数の多い企業様へのご提案を担当してみたい」と思っていたところ、タイミングよく機会がありお任せいただけました。
これまで学んだ「3つのこと」を活かしつつ、また新しい機会に対して手を挙げて任せてもらえるよう、先輩社員や社外の方からたくさんのことを学び成長していきます。
「新卒としての苦労や失敗、経験や学びを共有したい」
「LayerXのISに興味がある」
「新卒入社先としてLayerXに興味がある」
という方はカジュアル面談を用意しておりますのでぜひお話ししましょう!