バコロドという島の懐かしい思い出。
2019年2月、フィリピン・バコロド島。田舎の語学学校の小汚いルーフトップで初めてその人に出会った。アルコールがだいぶ入った仲間たちが、ゲラゲラと笑いながら世間話をしているなか、その人は白い帽子を深めに被り、ちびちびと弱めのお酒を飲んでいた。
その語学学校は、少人数制で先生たちとの交流も密だった。みんなでご飯を食べに行ったり、お酒を飲んだりもした。先生含め全員が一コマ目に二日酔いで出席したこともあった。
本当に濃密で、日本にいたら自力では到底作り出せない環境下で毎日を過ご