子どもの頃のおねだり
子どもの頃、デザインが可愛い上に、プラスティック性の何回も貼って剥がせるポケモンパンシールに恋焦がれて、何度も親におねだりをした記憶がある。近所の友達と交換する遊びも流行っていたので、その仲間に入るためにも、どうしても欲しかったのである。ポケモンパンに入っているシールは、可愛いものであると同時に、子どもの世界の通貨のようなものだった。私はポケモンパンシールに対して、「欲しい」と「必要」の中間のような感覚を持っていた。でも、自分で財を生み出すことのできない幼き頃の自分には、おね