指導のゴールを明確に決める #38
12月25日(金)
どこに目標があって、
自分はどこに向かっていて、
どうなってほしいかある程度指導者が明確に
イメージしておかないと
行き当たりばったりの指導になってしまい、
本来行きたいところに行かずに
中学校の3年間が終わってしまうことがあります。
▼ゴールを明確に決めること
みなさんは自分が教えている子たちの
ゴールをどこに置かれていますでしょうか?
僕は中学校3年間を終えて、次の高校野球でも
しっかりと自分のプレーができる選手に
なってほしいと願いを込めて、彼らの
ゴールをデザインします。
具体的にはノーサインで試合をし、
全部のポジションを経験させ、
打順も色々なところを打たせるように
しています。
▼ノーサインの意味
なぜノーサインで野球をするか?というと
野球の流れを自分で作る経験をしてほしいからです。
自分で盗塁したり、セーフティバントをしかけたり、
あるいはセンスがある子たちは自分たちで目配せをして
エンドランをしかけたり、ダブルスチールをしてみたり
そんなことですよね。
たしかに失敗はします。ですが自分で行動した結果の
失敗は良い経験になると僕は思っていて、
そういうミスをサポートしてあげることが
大事だと思っています。
背中を押すのが指導者の役目ですかね。
ただ単なるミスばかり犯していても学びはないので、
試合後に
「あの場面はな〜」みたいな感じで振り返り
「勝負しかけるべきやったか?」
「自重すべきやったか?」
「その根拠はな〜」
「〇〇イニング」
「〇〇点差」
「自分のチームの打順」
「そいつの調子は,,」
「相手ピッチャーの心理状態」
などなど多くの根拠を示した状態で、
そこまで考える癖をつけさせるようにします。
そうすることでノーサインで野球をしていても
学びにつながる、次につながるプレーに
なっていくと思います。
▼色々なポジションを経験すること
これは相手の気持ちがわかる選手になる、
ということですね。
会社でもジョブローテーションってあるじゃないですか。
他部署に行き、他からみた自分の部署の見え方みたいな。
営業マンはずっと営業ばかりしていると
そこの能力しかつかないから、マーケティングに部署異動したり
人事課に異動したりみたいなやつです。
それと同じように、野球でも色々なポジションを
経験することでその人の気持ちになってプレーできるように
なると思うんですよね。
ピッチャーしか経験ない人は野手の難しさなんてわかりませんし、
野手しかしたことない人は、ピッチャーがストライク取る難しさを
理解できません。
うちのチームでは全ポジションを経験させます。
そして中学1年生の試合では崩壊します。
ですが、ひとつひとつポジションの特性、動き方などを
教えることで、だんだんと動きがわかるようになってきますし、
好きなポジション、嫌いなポジションが出てきたりします。
また左投げの選手もサードやセカンド、キャッチャーなども
守るようにしています。
#練習試合の相手の心の広さが必要ですが笑
▼色々な打順を打つ
これも同じですね。
打順って意外と重要で、少年野球で1番しか打ったことない子だって
いたりします。
そんな子にも4番を打たせたり、あるいは普段下位打線を
打つ機会しか恵まれない選手たちにも1番や2番などの
上位打線を打たせることによって、
色々な打順の巡り合わせを経験させます。
ちなみに落合さんが6番バッターは重要だというふうに
おっしゃっていて
一番安定している打者を6番に置いてみたら
ビッグイニングを作れることがあって、
これもオススメのひとつです。
▼指導者が作る目標って子供のものじゃない気がする
こんな意見が聞こえてくるかもしれませんが、
僕たち指導者もしっかりと目標を持ってやっていないと
大事な部分がブレてくるので計画をもってやるのは大事ですね。
ここでは、僕個人が子供にこーなって欲しいなという
あくまでもこっち側の考えなので、
子供たちには子供なりに描いている目標もあると思うので、
並走するイメージでしょうか?
そんなふうにいつも子供と一緒の目線にたちながら
一緒に成長できればと思っています。
みなさまの指導の参考になれば嬉しいです!
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▼筆者のプロフィール
慶友ポニーで監督してる野崎将司です。
指導・コーチング・教育系の発信するページです。
これまで、小・中・高・大学生、約2,000名に指導をしてきました!
【指導理念】
子供達が自ら進んで練習したり、努力したりすること、自ら考えてプレーすることを
コーチングできる監督・コーチでありたいと考えています。
いまは試合ではノーサインでやっており、自分で盗塁をしかけたり、エンドランを自分たちでやってみたりすることを
目標にしています。ただ単にノーサインでやるのではなくて、イニング・点差・カウント別、相手の癖を考えて
どこで仕掛けるべきかなども座学でやったうえで試合に臨んでいます。
【プロフィール】
野﨑 将司(のざきしょうじ)
1988年12月15日/京都府出身
【野球歴】
京都田辺硬式野球部-西城陽高校-早稲田大学−ドジャースインターン-アリゾナウインターリーグ-堺ビッグボーイズ(コーチ)
-嵯峨野高校(野球部コーチ)-久御山高校(野球部コーチ)-慶友ポニー(監督)
中学・大学では全国大会出場し、
両方とも決勝まで進んだ。
大学時代は3塁コーチを務め、そのときに難しさを経験し、
3塁コーチで試合が決まると感じた。
I am Shoji Nozaki who is a baseball coach for junior high kids.
This channel is for education and coaching.
I have experience to teach for elementary kids of 400 people of elementary kids, 200 people of junior high kids and also 1,000 people of high school students.
I also have a lot of experiences to coach for baseball kids. 150 people of junior high kids, 100 people of high school students, 150 people of college students.