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親の期待に答えなきゃいけない子ども

ある男の子が僕に歯向かってきた

悪いことをしたら叱る

別に叱らなくてもいいけど、叱らなければならないことだってある

叱らない、怒らない、綺麗ごとのように聞こえるけど、
現場はいつも子供と真剣勝負

その子はサッカーが大好き

でも受験勉強をしなければならないからって
小学5年生なのに、サッカーを辞めさせられた。

親に。

走れば徒競走学年1位、
サッカーは動きはピカイチ、バットを持たせても
軽々と打ってみせる。

友達も多く、みんなの人気者。

だけど大人に対して、斜に構えている。
大人に対する目が、諦め感

学校では荒れている

時間は守らない、廊下は走る、先生には悪い言葉を投げる

でも家では、親の前では良い子、おとなしい子
学校であったこと、よかったこともいやだったことも話さない

「今日学校楽しかった?」
「うん、まあまあ」

5年生にもなれば、諦めもついてくる

バランス

家で良い子は学校では荒れる

家で暴れる子ほど、学校ではおとなしかったりする

自分が親ならどっちがいいだろう?って常に考える

ガキのくせにとほおを叩かれた少年の目が

老をとっていく

中島みゆきの「ファイト」を思い出す。

負けるな、少年!

ファイト!

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