事業計画書の作り方を徹底理解!経営者に聞いた事業計画書の作り方をTTP
事業計画書を作る前に理解しておくべきこと
事業計画書を作る前の準備で必要なことは、正しい考え方を理解することです。
事業を作る際に、社会の不から事業を見つけるということを以前の記事でお話ししました。そして社会の不を作り出している原因を正しく見つけることが出来なければ、ビジネスは成り立ちません。
従って、事業を提案する際はロジカルストラクチャー(物事の因果関係)を正しく理解していないといけません。
✔︎ロジカルストラクチャー(物事の因果関係)
例:雨の日の交通事故で人が無くなる原因
雨の日の交通事故の理由を多くの人は、雨が原因で事故が起こると言うのですが、実際は雨が原因ではありません。
✔︎雨の日 → 追突事故、スリップ事故で100人
✔︎晴れの日 → 追突事故、スリップ事故で50人
晴れの日でも追突事故やスリップ事故は発生します。
このように雨が原因で事故が増えるのは因果関係不成立です。
では何が原因なのか?
これから話していきます。
・結果・要因・原因の順に思考することで、具体的な施策やゴールに移せます。
下の図のようにロジックツリーを使って、結果・要因・原因・施策の順に考えていくことで、正しい思考が出来ます。
このように1つ1つ要素分解して、その要素に対しての原因を定義し、その原因に施策を打つことが重要です。
要因に施策を打っても、事業として成り立ちません。
事業計画書を作り方
✔︎事業計画書に必要な項目
事業計画書に必要な項目は、大きく分けて4つあります。
⓵課題定義
⓶課題の要素分解
⓷課題細分要素の原因
⓸各要素に対しての解決策
これは先ほど説明したものと同じです。
✔︎事業段階によってまとめる
事業にも断層があります。
・事業が全く形になっていないシード
・少しだけ形になっているスプラウト
・少し手を加えれば、完成するフラワー
この3つです。
そして3つの段階ごとに活動テーマと活動などを分ける必要があります。
・3つの段階の分け方
下の図のように活動テーマ、主な活動、顧客ニーズ/提供価値、ビジネスモデル、競争戦略の5つをシード、スプラウト、フラワーに分けて考える必要があります。
次に上の図のように事業計画ができたら、1枚にまとめます。そして、そのページを見れば全て説明できるようにしましょう。
パワポ資料の作り方
パワポはこの順番で作成していきます。このようにすることで、聞き手も理解しやすくなります。
✔︎スライドの作成方法
・資料を分ける
スライドの作成方法として、まずプレゼンでの資料は手元に渡す資料と投影する資料で分ける必要があります。
→これはアテンションページを作るためです。アテンションページを作ることで、聞き手の興味を引きつけることができます。
・AGENDAを入れる
プレゼン資料の最初のページにはAGENDAを入れます。
(✔︎)概要
(✔︎)事業ミッション
(✔︎)解決すべき課題
(✔︎)課題の背景と解決定義
(✔︎)サービス概要
(✔︎)ビジネスモデル
(✔︎)マーケット試算
(✔︎)事業戦略
(✔︎)事業収支計画
このようなAGENDAを入れることで、アンカーをつけることができます。
・アンカーをつける
アンカーをつけることによって、プレゼンを聞いている人が迷子にならないようになります。
現在どの部分を話しているのかを伝えないと、視聴者はどこを話しているのかわかりません。
その為に、アンカーをつけます。
まとめ
事業計画書を作る際は、まず結果・要因・原因の順に思考していき、具体的な施策やゴールを考えます。そうすることで、正しい事業が作れます。
そして事業のシード段階、スプラウト段階、フラワー段階に分けて活動テーマ・主な活動・顧客ニーズ/提供価値・ビジネスモデル・競争戦略を考えていきます。それが出来上がったら、1枚にまとめて、それを見れば全て説明できるようにします。
パワポ資料の作り方は事業ミッション・解決すべき課題・課題の背景と解決定義のWHYの部分、サービス概要・ビジネスモデル・マーケット試算・サービス戦略(商品)のWHATの部分、事業戦略・事業収支計画のHOWの部分、この順番で作っていきます。
スライドの作成方法は、まずプレゼンでの資料を手元に渡す資料と投影する資料に分けます。そして必ずAGENDA、アンカー、アテンションページを入れるようにします。
皆さんもぜひ事業計画の提案をしてみてください!
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