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クロスシンキングとは?競合との差別化をしてビジネスを展開していく方法!


この記事を読めば、このような疑問が解決します。

店舗事業の現状

現在の店舗事業(ジム、カフェ、レストラン、エステなど)は既に飽和状態になっています。

そのため、差別化をしないと潰れてしまいます。

そこで差別化の仕方を今回話していきたいと思います。

クロスシンキング

クロスシンキングとは

Cross Cost・Cross Community・Cross Creativity・Cross Channel

この4つのことを言います。

そしてクロスシンキングを使うことにより、他者との差別化ができ、大手企業にも負けない事業をできるようになります。

Cross Cost

Cross Costは様々なものをクロスすることで、コストを下げたり、利益を増やすことができます。

店舗運営の例

渋谷で経営している美容院がうまくいったとします。

2店舗目を出すとき、どこに出そうか考えます。この時にCross Costを使います。

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この3つの場所から選ぶ時、Cross Costを使うことで渋谷を選ぶことになります。

→これは密集の経済性です。

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渋谷以外に進出した場合、広告費・採用費・手間が1店舗の倍かかってしまいます。

しかし1店舗目と同じ場所に出すことで、全てのコストを抑えることができます。

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このように同じ場所で経営することで広告費・採用費・手間が1店舗分で済みます。また、渋谷内での知名度もある程度あると思うので、集客につながりやすいです。

しかし、同じ場所に展開するときは、その地域に他の美容院があるということが前提です。

他の美容院があるということは、まだ需要があり網羅されていないということなので、2店舗目を出すべきなのです。

フランチャイズ方式

よくセブンイレブンなどのコンビニが数十メートル間隔で、出店していることがあると思います。

これは他のファミリーマートなどの競合店に客を取られないようにしているのです。

このように近辺で店舗を展開すると、競合が出にくくなるのです。

カニバリゼーションの意識

密集にも限界はあります。同じ場所に100店舗も出すのは、ただ無駄なだけです。

そのため、数に限界がきた場合(同業店舗が自分の店舗だけになる)は、他の地域に展開していかなければいけません。

赤字(コスト削減)をなくすためにやるべきことの例
カフェ×オフィスの例

オフィスは席が空いているときは、企業にとって赤字になっています。(夜遅くなど)

→そのため、空席の時間に利益を生み出すために、カフェ×オフィスにするのです。

現代はカフェで仕事ができる時代です。そのため、空席の時間はカフェとしてお店を開き、利益を生み出す施策などが大切です。

住居×オフィスの例

オフィスは大体のところはワンフロア借りだと思います。そのため、不景気になり多くの企業が潰れると、不動産は苦しいと思います。

→そこでオフィスの上を住居にすることで経営が安定します。仮に企業が倒産して、ワンフロア空いてしまったとしても、住居があることで家賃収入が得られるからです。

メインとサブ事業

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Cross Costはメイン事業とサブ事業をくっつけていき、これが重なれば重なるほどリスクやコストが少なくなります。

→常に自分の事業が他の事業と協業できないか考えなくてはいけません。

Cross Community

Cross Communityは体験×コミュニティを作ることによって、集客ができたり、商品・サービスが売れるようになることです。

そしてCross Communityは体験コミュニティを創ることが重要です。

集客は集客すると、集客できない。商品・サービスは売れば売るほど、売れない。
ピアノの例

ヤマハはピアノ販売の事業をしていました。

しかしピアノを売るだけでは、ピアノが売れませんでした。

→そこでピアノ教室というコミュニティを作り、ピアノを体験する場所を提供しました。

そうするとピアノを体験している人がピアノを買うようになります。

西野亮廣さんの例

西野さんは絵を売りたいと思いました。

→そこでオンラインサロンというコミュニティで一緒に絵本を作るという体験を提供しました。

そうすると絵本作りをした人は絵本が欲しくなり、買うようになります。

このようにコミュニティ×体験をすることで、サービスや商品が売れるようになります。

Q.あなたがエステサロンのオーナーだとして、お金を一切使わずに集客してみてください
ヒント

ソフトバンクは人を集めるために、店舗前でイベントをしていることが多いです。(風船を作っていたり、ガラポンをしていたり)

→そしてソフトバンクは店舗前のイベントに毎回10万円使っています。

答え

ソフトバンクと協力します。

携帯の契約は大体1時間はかかります。そして携帯会社には地域の人が集まるので、地域コミュニティという括りができます。

→エステを店舗の空いているところでやらせてもらうことで、ソフトバンクにも人が集まり、エステサロンも地域の人がまた行きたいと思うようになり、集客につながります。

地域の人が集まるコミュニティとコラボ

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この考え方で集客がうまくいくようになります。

例:チラシ

チラシ1枚の両面で広告は必要でしょうか?

クロスコミュニティを使ってオモテ面とウラ面で誰かと一緒にやります。

→そうするとマーケティング費が2分の1でできます。(クロスコスト)

Cross Creativity
0から作る時代は終わり

現代は0から何かを作られることはほぼありません。それは色々なモノやサービスに溢れているからです。

そのためビジネスの作り方も昔と変わってきます。

ビジネスの作り方

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今の時代は何かと何かを掛けて、新しいモノができる時代です。

何かと何かを掛けてできるため、様々な情報を持っている人の方がアイデアが増え、有利です。

→ビジネスを始める際は、何か新しいモノはないかな?ではなく

今あるモノと今あるモノをパズルのように組み合わせていく思考回路が重要になります。

Q.あなたはプライベートジムのオーナーだとする。市場は飽和状態です。その中でマーケティングしてみてください。
ヒント

プライベートジム✖︎何かを考えます。

答え

ジム✖︎旅行のクロスクリエイティビティ

旅行ツアーを組んで、旅行先のジムでトレーニングを行う事業です。

旅行先の様々な場所でトレーニングをするので、多くの方はインスタグラムに投稿すると思います。

そしてインスタを見た人が「私も行きたい!」となり、ジムが儲かっていきます。

→旅行がメインで、ジムがサブの事業です。

レストランのクロスクロスシンキングを考える

⓵自分のレストランに集客をしたい


⓶情報を得るために食の旅行へ行く。そして情報を発信する。


⓷食の旅行にいきたい人が出てくるので、ツアー化して小規模ツアー会社を設立する。

→自分も食の旅行に行くから、コスト削減できる。(クロスコスト)


⓸ツアー会社に来た人でコミュニティができ、レストランに来たくなる。そしてレストランが人気になる。

→コミュニティ化して集客が増える。(クロスコミュニティ)


⓹これまでの経験を活かして、大手フードコンサルタントになる。

→自分にしかない情報✖︎コンサルタント。(クロスクリエイティビティ)


⇨このようにクロスシンキングを使うことで競合がいなくなるため、大企業にも負けないビジネスができます。(フィールドを変えているため)

本業をうまくいかせたいのなら、サブ事業に力を入れる

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本業をうまくいかせたいのなら、サブに力を入れなくてはいけません。

→サブに力を入れることで、本業の範囲以外の集客ができるからです。

1番の成功事例

代官山の蔦屋です。

ちなみに本屋のビジネスモデルは不動産と同じで場所を貸しているだけなので、本が売れなくても構わないのです。

→その為、代官山の蔦屋はスターバックスと提携をして、本をインテリアとして事業をうまくいかせています。

今の時代インターネットで情報を得ることができるので、本はあまり売れません。実際に本屋も「本なんて誰も買わない」と言っています。

そこでコーヒーに重りを置いて、ついでに本も読もうという心理を使い、本も売れるようにしているのです。

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クロスクリエイティブで何をかければいいのか?


アドバンテージ分析

クロスクリエイティブで何を掛けるかを考えるとき、アドバンテージ分析をします。

→自分の事業のストロングポイントは何か考える。

✔︎美容院の例

・接客時間が長い為、客とコミュニケーションを取れる

・客とコミュニケーションを取れる為、客の情報を知れる

・美容師という威厳がある

→美容師にしかわからない知識を教えたり、マッサージを加えたりする。

まとめ

✔︎コストをサブの何かとクロスすることで、リスク減少や利益の最大化が可能になります。

✔︎コミュニティを作り、体験を埋め込むことを軸に事業視野をもつことで、集客がしやすくなります。

✔︎クリエイティブ事業のアイデアは既存事業と既存事業の掛け算で行います。

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