デザインスキルがあればビジネスで成功する!ダブルダイアモンド思考で世の中の不を解決!
デザインスキル
いくら良いお店や良いサービスがあっても、人を集めることが出来ない限り、ビジネスは成り立ちません。
そこでマーケティングで最重要項目なのがデザインスキルです
デザインスキルがあることにより、競合との差別化時代に絶対的に勝ち続けられます。またクリエイティブスキルが上がると人に好かれるものを作れるようになります。
ピカソとゴッホの例
1800年代は風景画をどれだけうまく魅力的に描けるかという時代でした。
そして風景画を描いていたゴッホは一生のうちに全然絵が売れず、亡くなった後に絵が売れ出しました。
それに対して奇妙な絵を描いていたピカソは生きている間にほとんどの絵が売れました。
この違いは何でしょうか?
当時は風景画を書くことが共通認識でした。しかしピカソはみんなと同じことをやっていても意味がないと気づきます。だから奇抜な絵を描いたのです。でも当時は奇抜な絵は絵として認めてもらえませんでした。
そこでピカソは自分の絵をワインのラベルのデザインにしたのです。
→当時絵を買っていたのは富裕層でした。そして富裕層はワインをよく飲んでいました。
ワインのデザインを自分の絵にすることで、富裕層にデザインとして認めさせて共通認識を変えていったのです。
デザインの定義とは?
デザインの定義:あるものを破壊し、新しいものを定義することです。
→これがデザインスキルになります。
例:
✔︎ファッション:パリコレなどで今までの常識ではありえない服装があり、それが徐々に世の中に浸透してきている
✔︎ワークデザイン:今まではオフィスで仕事をするのが常識であったが、今ではリモートワーク、テレワークがある
✔︎ライフデザイン:今までは会社で終身雇用だったが、今ではフリーランスや副業などをして自分の人生は自分の好きなように生きる
そしてデザインスキルを身につけるには、普段の生活の中で既存のモノやコトになぜ?、今の常識や共通認識にWHYを問いかけることが必要になります。
仕事をするには?
仕事といっても、働いてお金を貰うことが仕事とは言えません。
働いてお金を貰う中でも仕事と業務に分かれます。
業務と仕事の違い
業務 = 言われてやること(ビジネススキル)
仕事 = 考えてやること(デザインスキルが必要)
働く中でも業務をやっている人は思考が停止していて成功しません。
仕事をしている人はデザインスキルを持ち成功する人は多いです。
しかし不を見つけて解決するというビジネススキルもビジネスで必要なスキルとなります。
ビジネススキルとデザインスキルを持つ者の違い
ビジネススキル:課題を解決すること → 言われてたことをやること
デザインスキル:課題を発見すること → 考えてやること
以前までの仕事は言われたことを実行→分析→改善をするだけでした。
しかし現在は社会の不を見つけ→企画→制作→実行→分析→改善までが仕事です。
例:
タクシーを何分も待っている人がいるという不があった。
Uberなどのアプリで配車できるようになる。
このように何かを発見して解決しなければいけません。
そして発見して解決したことに付加価値がつき、競合がいないニッチな場所で戦えるようになります。
言われたことを単純にやる人は価格勝負になってしまうので気をつけましょう。(外国人でも日本人でも同じ)
ビジネススキルを持つ人とデザインスキルを持つ人に同じ質問をした時
Q:「椅子を描いてみてください」
ビジネススキルのある人は椅子に座るという条件を満たすだけを考えているため、このような椅子になります。
デザインスキルのある人は”座る”+”くつろぐ”などの付加価値をつけます。(使用用途、状況、課題から付加価値を発見します。)
このようにデザインスキルを持っていると他の人と差別化しやすく、競合がいなくなります。そのため市場価値の高い人間になります。
クリティカルシンキングとクリエイティブシンキング
クリティカルシンキング〜物事を解決する〜
クリティカルシンキングはビジネススキルで重要な考え方になります。
例:
年寄りが多い・待ち時間が長い・いつも混んでいるという事実がある。
この3つの事実を解決するために椅子を置く。
→これがクリティカルシンキングです。
クリエイティブシンキング〜物事を発見する〜
クリエイティブシンキングはデザインスキルで重要な考え方になります。
例:
年寄りが多い・待ち時間が長い・いつも混んでいるということを発見する。
年寄りが多い→暖かい椅子を置く・待ち時間が長い→ソファベッドを置く・いつも混んでいる→多人数用椅子を置く
→このように発見から様々なアイデアを出していくのがクリエイティブシンキングです。
現代の人に必要なのは?
クリティカルシンキングは左脳で行われ、クリエイティブシンキングは右脳で行われます。
今までは物事を解決すれば成功したため、左脳が強い人が成功する時代でした。
今は物事を解決するだけではなく、問題を発見し付加価値を提供することが成功の条件となるため、右脳も強くないと成功しない時代です。
そのため、現代はクリティカルとクリエイティブを両方できるようにして、収束と拡散を繰り返してビジネスをしなければいけない時代です。
ダブルダイアモンド思考
↓
このように課題を発見して何が解決するのかアイデアを拡散→何がベストか定義して収束→どうやって解決するのか拡散→何がベストかを収束して実現
このようなフレームワークを使うと課題発見から実現までスムーズに行うことができます。
デザインシンキングの定義
デザインシンキングの定義:人は何が好きか、何が嫌いか、何を求めて、何を除外したいのかを徹底的に理解して、イノベーションにつなげることです。
世の中の不からビジネスが始まる
ここでどうやって課題を見つければ良いのかという疑問が出てくると思います。
課題の見つけ方は世の中の不を考えることです。
ビジネスは世の中の不から始まります。これはビジネスの根本的な部分です。
そして世の中の不は石ころ以上に転がっています。
そして世の中の不を見つけたら、先ほどのフレームワークに入れてみればビジネスができます。
不を見つけてから、社会にフィットさせる方法
ビジネスを始める際に社会にフィットさせなければいけません。
そしてこれにもフレームワークがあります。
EDIPT
社会にフィットさせるには、この5つが必要となります。
このフレームワークを使うことにより、社会にフィットさせることができます。
ワインの例
E:共感
ワインに対しての共通的な不は?
ワインはボトルだからお店だと1人では飲めない
ワインは毎回コース料理だから時間がかかる
ワインは高いし量が多いから飲み比べができない
このような不があると思います。
D:問題定義
ワインの業界常識 = ワインは酸化劣化するため空気に触れてはいけない。
この問題をどう解決すればいいか?
I:発想
ワインの業界破壊 = ワインを開けずにワインを飲めるようにすれば良い。
P:試作
まずはダンボールでもなんでも良いから簡単に作って市場に出してみる。
T:検証
⓵フィードバックを得るために実際にお店を作ったり、お店に協力してもらう
⓶実際に売上、実績、事例をあげる
⓷機会販売を開始してみる
就職活動の例
E:共感
就活者:履歴書を書くのがめんどくさい。面接会場まで行くのがめんどくさい。
経営者:履歴書読むのがめんどくさい。面接で会うのがめんどくさい。
D:問題定義
就活者:履歴書だけじゃ、自分のことを全て伝えられない。会社の雰囲気がわからない。
経営者:履歴書だけじゃ、人格や雰囲気がわからない。
I:発想
動画の履歴書があったらどうか?
P:試作
Youtubeを使って、就活者の動画をカテゴリー分けをしてみる。
T:検証
企業に持っていき、フィードバックをもらう。
このようにEDIPTを使って社会にフィットさせることができます。
まとめ
デザインシンキングを持ち、型にはまらないWHYを見つける思考力があることで自分の市場価値が上がります。
ダブルダイアモンド思考で図式化してみることによって、相手が何に不満、喜びがあるのかを徹底観察することができます。
EDIPTのフレームワークを用いて実際に行動して見ることで、ダブルダイアモンド思考で考えたアイデアを社会にフィットさせることができます。
→このようにして負けない起業(ビジネス)ができます。
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