Googleの有料集客の理解!Google広告の仕組みが3分でわかる!
Googleのデータの集め方
GoogleはGEO(位置情報)、PERSONAL(個人情報)、ACTION(興味情報)の3つからどこの誰が何に興味があるのかというデータを集めています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
GEO
まずGEO(位置情報)はIPアドレス、アクティビティ、GPSによってデータを取得しています。
IPアドレス
IPアドレスはネットに繋がったとき、発行されるインターネット上の住所です。
このIPアドレスにより、Googleは位置情報サービスの提供をしています。
IPアドレスについて詳しくはこちら
アクティビティ
アクティビティとはGoogle上で検索した履歴などから、その人の情報を得ることです。
例:Googleで「渋谷カフェ」と検索
→「渋谷カフェ」と検索する人は、渋谷にいる人か渋谷に行く人とGoogleが判断します。
そして、検索した人に渋谷に関する情報を与えます。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)
GoogleマップなどでGPSを使うと思います。そしてアンドロイド端末を使用している人はGoogleマップとGoogleアカウントが繋がっている方が殆どだと思います。
この時、その人の位置情報がGoogleに把握されます。
PERSONAL
GoogleはGメールやGoogleアカウントの登録情報などから個人情報を得ています。
ACTION
CookieやG-accountなどの履歴から、その人の興味を把握でき、データを取得します。
Googleは、この位置情報、個人情報、興味情報の3つのデータを集めて、どこの誰が何に興味があるのかを把握して有料集客に活かしています。
そしてGoogleは広告の場所を貸すだけで、広告を出すのは誰でもできます。
Googleでの有料集客:Google Ads
Googleでの有料集客は大きく分けると3つあります。
Search(リスティングと呼ばれる)、Display(バナー広告)、Video(Youtube広告)の3つです。
3つの特徴は下記のようなものです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Search
これはGoogleで検索した際に「広告」とついて出てくるものです。
この広告のことをリスティング広告と言います。
下の画像は「イベント会場 東京」と検索したものです。
この時、広告では「イベント会場 東京」に関連しているものが出稿されています。
このようにリスティング広告は検索のキーワードによって広告が出るので、健在的なニーズを取得できます。
そのため、広告予算が無いときはリスティング広告がオススメです。
リスティングの費用
リスティング広告の費用はCPC(Cost Per Click) によって決まります。
これは広告がクリックされると、その分コストがかかるというものです。
クリックされなければ、コストは掛からないのです。
Display
これはブログなどを閲覧する時に、ブログの内容に関連する広告や検索ワードに関連する広告が出てくるものです。
下の画像はブログの始め方に関するものですが、XSERVERの広告が出稿されています。
このようなものをGoogle Display Networkと言います。
広告というのは
広告主側のツール:Google Ads
広告面側のツール:Google Adsense
この2つによって成り立っています。
Display広告の費用は?
CPC(Cost Per Click)というクリック課金とCPM(Cost Per Mille)というインプレッション課金の2つがあります。
CPCはリスティング広告と同じものです。
CPMは広告が1000回表示されるごとにコストがかかるというものです。
Video
これはYoutube上で出てくる広告のことです。この広告はどのような検索ワードか、どのような動画を見ているのかによって出稿される広告が変わります。
この広告は2種類あります。
インストリーム広告とディスカバリー広告です。
インストリーム広告:動画の中で出てくる広告
ディスカバリー広告:動画内ではなく、リストの中に出てくるもの
ディスカバリー広告は上の画像のように、動画リストの中に出てくる広告のことです。
しかし、Youtube広告を出すには条件があります。
→チャンネル登録者数1000人以上、過去12ヶ月の総再生時間4000時間以上
Googleは広告が効果のあるように、広告面側の質を重視しているため、人に見られていない動画に広告を出せないようにしています。
RTBという入札システムも!?
Googleは検索ワードやwebサイト、動画に関連する内容の広告を出すと話してきましたが、同じ業種で広告を出している人は沢山います。
Googleはここでどのように差別化をしているかというとRTB(Real Time Bidding)というオークションをしているのです。
普通のオークションとは違う
Googleのオークションは普通のオークションと少し違います。
Googleのオークションは 金額 + クオリティ の2つで決めています。
→これをアドランクオーディションと呼びます。
例
このように入札単価+品質スコアを合計して判断しています。
Googleはある程度の品質がないと広告を出しません。
Googleはある程度の品質がないと広告を出さないのはなぜ?
これはユーザーが興味を持っていないものを広告として出しても、ユーザーは嫌がるだけで最悪の場合はGoogleを使わなくなってしまう可能性があるからです。
例
「イベント会場 東京」と検索します。
不動産投資会社もイベント会場に関連しているため、予算が多いとユーザーの興味のない不動産投資会社の広告が出てきてしまいます。
→ユーザーは全く興味のない広告の為、嫌がります。
これを防ぐ為に、クオリティというユーザーからの評価も含めてオークションをして、Googleのユーザー離れを防いでいるのです。
どのように品質を決めているのか?
⓵クリック率(CTR Crick Thru Rate):広告にクリックされているか
⓶入札キーワードと広告文の関連性:リスティング広告の場合
⓷リンク先ページ内容の関連性:広告主側のサイトが広告内容とあっているか
⓸リンク先ページのユーザビリティ:クリックされてからすぐ表示されるかなど
基本的にこの4つを管理すれば、クオリティ評価は高くなります。
オンライン広告で知っておくべきキーワード
IMP
IMP(Impression):広告がどれくらい表示されているか
CTP
CTR(Click Thru Rate):クリック率
広告100回表示→IMP 100
クリック数60回→CTR60%
CPC
CPC(Cost Per Click):クリック1回あたりのコスト
CVR
CVR(Conversion Rate):ゴール達成率
CPA
CPA(Cost Per Action):購入1回あたりのコスト
例
CVRの注意点
TOPから申込までのCVRを見ると10 %です。これは少なすぎるので改善しなければいけないとなった時に、どこを改善するべきなのか注意しなければいけません。
TOPから申込まで様々なページを通るので、各ページにマイクロコンバージョンというCVRを設けます。
TOPから価格は? 価格から比較は? 比較から申込は?
こうすることで、どこのページを改善するべきかが明らかになります。
上の図では価格から比較への流動が少ないので、価格ページを改善するべきです。
まとめ
GoogleはGeo(位置情報)、Personal(個人情報)、Action(興味情報)からデータを取得していることがわかりました。
また、Google Adsはリスティング、ディスプレイ、ビデオの3つがあり、それぞれユーザーの興味に合わせて広告が表示されていることが分かりました。
さらにGoogleはRTBというオークションによって、同業者の広告の順位づけして、広告を出していることが分かりました。
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