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レンタルショップとフランス映画の思い出

レンタルビデオショップが激減しているが、私はTSUTAYAが大好きだった。現在は近所に一軒もなく(閉店してしまった)もう通うこともく、寂しいものだ。

今はAmazonプライムビデオで映画を観ている。好みの映画に辿り着けると嬉しく、宝探しのようだ。
「時計じかけのオレンジ」や「シャイニング」など名作も見れた。

私は洋画が好きで、フランス映画が特に好みだ。TSUTAYAに通っているときに、レオスカラックス監督の「ポンヌフの恋人」を借りて観て衝撃が走った。未だに一番印象的な強く惹かれる映画だ。ジュリエットビノシュはそれからずっと気になる女優さん。「真実」もAmazonプライムビデオで何度も見た。ポンヌフの時のビノシュは若さゆえの危うさを感じとても魅力的で、黒髪が綺麗だなと印象に残っている。また、ドニラヴァンのアレックス!ガリガリに痩せていて衝動的で、凄い俳優さんだなと思った。

ポンヌフはそれからフランス映画を好きになるきっかけをくれた作品だった。私が30代になってからは、レンタルショップ(その時は近所にあった)にもうレオスカラックス監督作品は置いてなかった。ボーイミーツガール、汚れた血、ポーラXなどもなく、寂しい限りだ。

ジュリエットビノシュは、ショコラという作品でも素敵だった。あの作品を見るとチョコレートが食べたくなる。スイーツが映画の中で出てくると、いい気分になる。外国のスイーツは華やかでフォトジェニックなものが多い。

レンタルショップがまた復活して、店舗数が増えることはもうなさそうだ。時代の流れということ、昭和、平成と自分は生活をしていて、懐古に浸ることも多々ある。
デジタル化とサブスクで映画を観るということは釣り合いが取れている。

過去作品にもたくさん心の琴線に触れるものが多い。私自身もまだ観ていない名作たちがたくさんある。人それぞれ好きなものは違うし、映画が嫌いな人、苦手な人は観なくても良いと思う。好きなもの、芸術作品に触れる時、心がワクワクするあの感じ。人生の糧になるようなものでなくても、何かしら学べるところはあるものだ。私はこれからも洋画を観るだろう。美味しいチョコレートでも食べながら。