聴く姿勢を伝える
習慣化コンサルタント古川武士氏主催のHRP(Habit Reform Programming)メソッドを扱った学びの場、コーチングコースを受講しています。
最初に学んだことの一つに、セッション中のコーチとしての傾聴の姿勢があります。
コーチングセッションをビデオ通話でする場合、もしもコーチがクライアントに安心安全な環境を提供できなかったらどうでしょうか?
例えば、クライアントの話を聴く時にメモに目を落としたままだったら、手持ち無沙汰にボールペンを弄っていたら、周囲に気が散っているのか目線が泳いでいたら、時計を気にしたら、椅子の背に寄っかかったままだったら…。
クライアントはそんな些細なことも情報として受け取り、落ち着かないでしょう。
実際に、ペアでそんな状況を敢えて作って体感してみました。いやぁ、つらかったです(笑)。
聴く姿勢をまず持つことが基本のキ。これは分かりますが、それだけでは相手に伝わっている確信は持てない、とのことで、「乗りだして聴く」くらいが、伝わる目安になるそうです。
やはり、クライアントの気持ちに寄り添えてこそのコーチングなのですね。
では、視覚情報のない電話でのコーチングだったらどうでしょう?
気を散らされる余計な情報はないにしても、声だけが頼り…となると、質問の声色や相槌の打ち方、確認のトークなどビデオ通話以上に気持ちを声に乗せる必要が出てくるでしょう。
対面式と異なり、オンラインでは、距離感や温度差がどうしても生じますしね。
ワークやテクニックを試す前に、すでに大きな学びがありました。
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