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東京ゲームショウ2023の取材を終えての「どうでもいい」雑感 

 9月21-24日に開催された東京ゲームショウの取材が、今年も無事に終わりました。

※TGS2023で撮影した展示物。この画面を令和に見ることになるとは想定外だった(笑)。


 メディアによっては「編集スタッフの多くが発熱」したところもあったようですが、東京ゲームショウが終わって1週間が経過したいま、わたしはめちゃくちゃ元気です。いけない病気には襲われなかったようです。よかったよかった。

 というわけで、東京ゲームショウ取材を終えての雑感を、ちょっとだけ書いてみようと思います。

 なお、まっとうに分析した文章はギャラが発生する仕事として書きますので、ここでは読んでもなにひとつ見識が深まったりしない、きわめて「どうでもいい」ことしか書きません。その旨、ご了承くださいませ。





 というわけで、今回書くのは、世の中の大半がまったく興味がないであろう、東京ゲームショウのお弁当の話です。

 わたしは取材として東京ゲームショウに行っていますので、プレス関係者という立場で入場していることになりますが、同時に東京ゲームショウを共催している企業の一員として参加しているという側面もありまして、運営側の人間でもあるのです。

 運営側の人間なので、昼にはお弁当が出ます。

 それは、どたばたと忙しく飛び回っている中で提供される、ちょっとしたリフレッシュ・アイテムです。午後も頑張るぞ! という気持ちにさせてくれるパワーの源です。

 このお弁当が、今年は、めちゃくちゃ美味しかったんですよ。ここ10年くらいに支給されたお弁当の中でも、1、2を争う美味しさだったと思います。




 美味しかったからって、それが、どうしたって言うんだ!

 と思う方もいるかもしれませんが、いやいや、こういったイベントでは、お弁当のクォリティーはめちゃくちゃ大事なんですよ。

 だって、お弁当が良ければスタッフのモチベーションが上がるし、各ブースにする女性コンパニオンの笑顔のキラキラ度がアップする! なんてことも起きますからね。来場者にとっても、それはいいことなのです。

 イベントの仕事に関わったことのある方はご存じでしょうが、活気のあるイベント・元気のあるイベントって、たいていお弁当が美味しいものなんですよ。ほんと、お弁当というのは、めちゃくちゃ大事です。

 

 


 ここで、ちょっとした暴露話を。

 いまだから言いますが、2022年(去年です)の東京ゲームショウは、お弁当のクォリティー、かなり低かったんですよね。

 しょうがない側面があるのは理解しています。コロナ禍により、数年に渡って大型イベントはすべて中止となりました。イベント向けにお弁当を準備する会社は、のきなみ経営が大ピンチになったわけです。中には廃業してしまったところもあったかもしれません。

 となると、やっとイベントが開催できるようになっても、それまでと同等のクォリティーの弁当を、東京ゲームショウのスタッフ全員分の数量を確保することが難しくなったのでしょう。だからクォリティーが落ちてしまったのだと推測されます。

 でも、今年の弁当は、めちゃくちゃ美味しかった。

 これって、イベント用のお弁当を作る業者の経営が元通りに戻ってきたということであり、つまりは日本経済が元通りに復活したってことだよなぁと、そんなことを、お弁当を食べながら感じることができたわけです。



 お弁当に関するお話を、もうひとつ。

 こういうイベントのときの弁当って、幕の内弁当のようなものが出ることが多いです。「肉」が出てくることも多い。焼肉弁当的なヤツですね。

 でも今年は、鶏肉が多かった。

 サンドイッチ形式のものが出てきた日もありました。海外のイベントで支給されるタイプのランチボックスのようなヤツですね。

 いま世界情勢はいろいろと大変で、原油は高くなってるし、とくに日本は円安だし、牛肉・豚肉の価格がめきめき上がっているという側面もあるのでしょうが、それと同時に、東京ゲームショウの国際化が進んでいるからかもしれないなと、わたしは思ったりしました。

 今年は海外からの出展社が増えました。それらのスタッフのため、宗教的な意味もあり、鶏肉を主体とする弁当が多く発注されたのかもなぁ……と、弁当を食べながら、そんなことを考えたりしたのです。

 というわけで、以上、お弁当のお話でした。

 いかがでしょう。なにひとつ見識が深まったりしない、とことん「どうでもいい」雑感だったとは思いますが、ちょっとでも楽しめていただたら幸いです。

(もちろん、たくさんの種類の弁当が発注されている中、わたしのところにまわったきたお弁当に「鶏肉主体のものが多かった」だけかもしれず、なんら確証を持って語れる話ではありません。ねんのため)




 ちょっとだけ補足。

 一般公開日に来場された方は、海外からの出展を、そんなに多く感じなかったかもしれません。

 それは海外出展の多くが、9月21・22日のビジネスデーにのみ存在していたからです。23・24日の一般公開日には、ブースごと、きれいさっぱり消えちゃうんですね。(ホール4に広い空間があったのは、その名残りです)

 さらに補足しますと、これらの海外出展をしてきた人たちの本番は、22日の夜だったりします。彼ら・彼女らは「日本でゲームビジネスをするためのきっかけ作り・情報収取・人脈作り」みたいなものを主目的にして乗り込んできていますから、ビジネスデーの出展が終わった後、さまざまな国籍の人たちみんなで飯を食いながら交流する時間こそが、じつはビジネスの最前線だったりするのです。

 10年くらい前までは、2日目の夜、外国籍の人のための「パーティー会場はこちら」みたいな案内看板が立っていたものですが、いまはそういうのはなくなりましたね。おそらく、それぞれが会場を予約して集まっているのでしょう。


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