のやまねこ通信

筑豊のすみっこの古民家「のやまねこハウス」で暮らす保護猫&地域猫出身ステップフ…

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筑豊のすみっこの古民家「のやまねこハウス」で暮らす保護猫&地域猫出身ステップファミリー(現在7匹)と世話人、そしてアパート時代からの猫推し同志が小さな一歩を踏み出しました。 「FUKINSHINでROCKな猫活」 こっから始めます😸

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  • にゃんずの物語

    ポスティング資料「のやまねこ通信」に収録している物語をデータ化しました。 地域猫たちの事実を基にしたフィクションです。

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猫長屋通信 改め のやまねこ通信 VOL.2 「何万回でも生きる俺~キジ(たち)の物語」

「よし、ここだな。間違いない」 俺はキジ。訳あって大切な縁があるこの場所に帰ってきた。 この世界のニンゲンたちには「100万回生きたねこ」って絵本が大人気らしいな。 でも、俺が生きた回数はそんなもんじゃない。いちいち数えるのが面倒でやめたほどだ。 飽きっぽくて縁があったニンゲンとの関係は猫生ごとにリセットした。 でも今回はレアケース。 今の俺が前の俺だと気づかれないように。 でも、前の俺とつながるイメージで。 けっこうこだわりのオシャレな毛皮に着替えてきた。 前

    • 猫長屋通信 改め のやまねこ通信  VOL.1 「クロちゃんの物語」

      俺はこの辺りのパトロールを担当しているシングルファザーだ。娘がふたりいる。 パトロール先で顔をあわせるニンゲンたちは好き好きに名前を呼ぶが、よく呼ばれているのは「クロ」だから、とりあえず「クロ」と名乗ることにする。 娘たちの母親、つまり俺の連れ合いと離れることになったのはいつだったか。 もうずいぶんと昔のようにも感じる。夏が秋に変わる知らせの大きな台風が過ぎた日だった。 あいつは娘たちに授乳していたから常に自分は腹ペコの状態だった。 それでも、夫の欲目を抜きにしても

    猫長屋通信 改め のやまねこ通信 VOL.2 「何万回でも生きる俺~キジ(たち)の物語」

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