理想のインテリアを言語化させるヒアリング術
2024年9月末頃からインテリアコーディネートサービスを始めて、3ヶ月が経ちました。
この間、本当に多くの方からご依頼をいただきました。
賃貸アパート1Kから新築マイホーム、さらには店舗レイアウトまで幅広くインテリアのご提案をさせたいただき、ありがたいことに全ての方から星5評価をいただいております。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
全くの未経験、ただのインテリア好きが高じて始めたインテリアコーディネートサービス。
この言葉が相応しいかは分かりませんが、実に多くのことを学ばせていただきました。
提案スキルやパース作成スキル、さらには営業スキルなどまだまだ未熟もいいところですが、ヒアリング中のあることについてのレビューがいくつか寄せられていました。
そのことについて僕自身は意識しておらず、何度かそれについてのレビューをいただくまでは重要視していませんでした。
しかし改めて振り返ってみると、
「これめちゃくちゃ重要なんじゃない?」
「これこそに価値があるんじゃないか?」
こそあど言葉ばかりで焦らしすぎですね。
気付いたことは、
インテリアの言語化です。
いやいやいや、他のコーディネーターさんから聞いたことがあるよ〜って声が聞こえてきそうなので補足すると…
正しくは
依頼者自身にインテリアの言語化を"させる"。
これからの内容は、僕と同じくインテリアコーディネーターを目指している方に特に読んで欲しい内容となっています。
今回は実際のヒアリングの一部に沿って解説しますね。
1. 理想のインテリアスタイルはありますか?
ご依頼いただく方には2パターンあります。
好きな雰囲気やインテリアがわかっている方、そしてインテリアに詳しくなくゼロベースで教えて欲しいという方です。
好きな雰囲気やインテリアがわかっている方はベースとなるインテリアスタイルだけお聞きし、プラスアルファのご提案をしております。
前者についてはインテリアをある程度知っているという前提ですので、今回ご紹介する方法とは別のステップを踏んでいきます。
ですが言語化させるというポイントはたとえ前者であっても重要になりますので、ここについては同様にヒアリングしてきます。
対して後者について、ご相談いただく約7割の方はインテリアにあまり詳しくなく、色々と教えて欲しいというスタンスです(僕調べ)。
だからまずは、インテリアスタイルの種類について知ってもらいます。
どんな種類があるかを知ってもらわずしてインテリアのお話、ましてや言語化は難しいですからね。
2. 好きなスタイルと嫌いなスタイルを選んでください
次のステップとして色々なインテリアスタイルを見ていただき、この雰囲気は好きや、この雰囲気は好きではない/苦手というのを聞き出します。
ここでは偏りなく、かつ多めにインテリア事例を見てもらいます。
インテリアが好きな方でも知らないような("言語化ができないような"というニュアンス)スタイルまで提示できるといいかもしれません。
参考までに僕が普段使用しているイメージ画像をお見せしますね。
「この中から好きなインテリアと好きではないインテリアの番号を教えてください」
こんな風に実際のインテリア事例を見ていただいて、インテリアのバリエーションを知ってもらい、好みを把握していきます。
3. 好みのインテリアは〇〇というスタイルです
「このインテリア(番号)は〇〇というスタイルで、〇〇が特徴で、〇〇のアイテムを取り入れて〜…」
このように好き嫌い問わずピックアップしてもらったインテリアについて、最初は自分からインテリアの言語化を行います。
なぜこのステップを踏む必要があるのか。
言語化された言葉が依頼者の頭の中に入り、理解や自己解釈が働くからです。
このインテリアは〇〇というスタイルで〇〇が特徴なんだな〜と。
最初にこの刷り込み?があるのと無いのでは、この後の一番重要なステップが正しく機能しなくなります。
僕が最初に言語化したことで依頼者側もイメージがクリアになり、話しやすくなるメリットがあると考えます。
4. 選んだ理由は何ですか?
ここからが冒頭で紹介した依頼者自身にインテリアの言語化をさせるステップになります。
ピックアップしたインテリアについて好きと判断した理由、好きではないと判断した理由それぞれを言語化してもらいます。
相手からの言葉で理解するのと、自分の中で整理し考えて出てきた言葉で理解するのとでは、納得度や飲み込み度が全然変わってきます。
自身で言語化することで自分はこう言うインテリアが好きだったのか、こう言うところは嫌いなんだと改めて知ることができるんです。
実際にいただいたレビューの一部をご紹介します。
自身で言語化したことによってインテリアについての理解が深まる。
そしてこれからは自分で考え、作ることができるようになる。
僕が提供したい価値はここにあります。←超重要
5. 理想のインテリアはこれですね
お互いにゴールとなるインテリアについての目線を合わせ、イメージを深く共有することができました。
今回はここまでとしますが、実際のヒアリングはこれだけではありません。
・レイアウトのお悩み
・この家具はお部屋に合うのかどうか
まだこの辺りについて全く触れていませんよね。
今回ご紹介したステップを踏みつつ、個々のお悩みを解決しインテリアをご提案していきます。
最後に
理想のインテリアを実現するためには、自分の思いを整理することが大切です。
そのお手伝いがヒアリングであり、言語化です。
今回ご紹介した方法はインテリアコーディネーターなどの話し相手が必要になりますので、一人ではできませんね。
インテリアを変えてみたい!
もっといいお部屋にしたい!
こんなお悩みがある方はぜひ一度、プロの力を借りてみることをおすすめします。
強要しているわけではないのですが、一人でやると正しく整理できず、どうしても失敗するリスクが高まります。
この記事を読んで話だけでも聞いてもらおうかなと思っていただけたら、こちらのリンクからお声がけください!
あなたにベストなご提案をさせていただきます。