現在進行形の人が圧倒的におもしろい!いま挑戦している人の話こそ最高の教育機会に。
引退も素敵、挑戦を続けることも素敵。
私はまだ若輩者で世の中には先輩方がたくさんいます。
その先輩方の中には、何かしらを成し遂げて、世間一般的にいえば引退されている方もいらっしゃいます。
素晴らしいことですよね、人生の余暇を謳歌していると思います。
そして最近だとFIREという言葉も出てきました。
資金的な懸念事項がなくなり、生きるために働くということから解放されるわけです。
しかし、私の周りにはただ引退するのではなく、また次の新しい挑戦をしている人たちがたくさんいます。そしてその方々はとても輝いています。
なぜなのかを考えた時に、生きるために必要なお金を稼ぐことから解放されたあとこそが、本当に自分に素直になれる可能性が高いのではないかと思いました。解放されてから、自分が本当にやりたいことに挑戦するとどこまでも突き抜けることができるのではないかと。
とはいえ程よいプレッシャーや制限、何かしらの目標があるからこそ頑張れる人がいるとは思いますので、ひとつの例に過ぎないと思っていることは記載しておきます。
もちろん、引退するほどのお金はないけれども生きるために働くことと自分のやりたいことがマッチしている人は最高ですよね。それを実現できている人は幸せだと思います。
規模や内容の話ではない。挑戦して泥臭く進んでいること、その中におもしろさが詰まっている。
さて、引退的なお話をフックにして進めてきましたが、挑戦という軸に変えていきましょう。
タイトルにも設定している通り、挑戦を現在進行形で進めているこそがおもしろいと考えていますし、私も強く実感しています。
何かを成し遂げた人の過去のお話よりも、いま何かに挑戦して泥臭く動いているお話、何かしらの壁にぶつかりながら試行錯誤しているお話、そしてその中にある日々の小さな成功体験。
それらこそがリアルで、加工編集して綺麗なところだけを伝えることもなく、いわゆる話を聞く学びの機会としては最高の教育機会になるのではないかと考えています。
そして、挑戦には様々な軸やセグメントがあると思います、規模感、ジャンルや事業内容、目的などなど。
話のおもしろさはそれらによって変わるかもしれないと思う人もいるかもしれませんが、私個人としては、どんな内容の挑戦をしているのかによっておもしろいおもしろくないは変わらない気がするのです。
どんな挑戦にもリアルがあり、様々な失敗や成功、悩みなどがあります。その中での創意工夫や感じたこと、どのように突破したのか、そしてこれからどこを目指すのかなど、リアルなお話すべてが素晴らしいコンテンツだと思います。
とはいえ、話を聞く側によってそのおもしろさの感じ方変わってくるのは当然ですし、細かいことを言えば話の組み立て方や話し方なども影響するかもしれませんので、このあたりは変数的な要素が多いかもしれませんね。
最後にざっとまとめる感じになってしまいますが、以下が感じていることでした。
①過去の話は加工編集されやすくリアルが伝わりづらいこと
②現在進行形が本当に重要で、今リアルタイムで挑戦していることが大事
③失敗も成功も、悩みも、目指している目標も、恥ずかしがらずに全部包み隠さず伝えられると最高の教育機会になりうる
私も現在進行形の身として、教育機会になるように様々な失敗や成功を積んでいきたいなと思いました。
筆者:照井 翔登(ShotoTerui)
秋田県横手市出身。中学高校生時代に地元秋田の大人から様々な学びの機会提供を受け、教育による地域の未来づくりを志す。2015年照井デザイン事務所を創業。同年地域クラウドファンディングFAAVO参画、2018年株式会社CAMPFIREにM&Aと同時に転籍、地域領域を統括し2020年2021年グループMVP獲得。2021年株式会社NOWMOを共同創業。NPO法人Yokotter理事、中小企業基盤整備機構中小企業アドバイザー、中小企業庁事業中小企業119専門家なども務める。
株式会社NOWMO
https://www.nowmo.jp/