いつかの夜散歩の写真。点々と尽きることなく視界に入ってくる人工の灯が好きだった。誰もいない交差点でも仕事をしている信号機を見るのが好きだった。深夜の川沿いランナーも、コンビニにアイス買いに行く人も、ただ歩くだけの人も、みな等しくあの町の夜の住人で、風景の一部だったことを思い出す。
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