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toshi-koshi#42「久々の黒ラベル」
2023年が終わる。けど、暖冬なのもあっていわゆる「年越し感」があまりない。
休職中なのもあって、今令和何年だ? どころか今日の日付も曜日も怪しいし、まあ通常運転ですねって感じの大晦日です。
それでも今年は怒濤の1年でもあった。
長らく悩んでいた体調不良や他人との個体差(?)というのがわりかしきちんとした形で正体を把握できたし、苦手と思ったものにいくつかチャレンジして克服もできた。人と会ったり遊んだりは全然出来なかったのは残念だったけど、個人戦を善戦したなぁとは思う。
11月にはメニエール病にもなって、移動手段から車が外れてしまったので徒歩と公共交通機関も使い始めたし、そういう意味では少しずつ「外」へ向かい始めている時期になったな、という流れも感じ始めてる。
私は物心つく前から、いわゆる「肥満」。
それが原因で摂食障害も経験したし、毎年服のサイズは変わるからめんどくさい(ZUBORAゆえ)とかあったけど、フタを開けてみたら複数のホルモン不全が発覚した。そのせいで人より代謝が悪く、低体温やらむくみ、太りやすい状況だった。
これは病気として名前の付いている部分もあるし、単純に「体質」の部分もあった。
努力ではどうにもならない部分だったわ! って分かったのはある意味分かってよかったし、逆に努力でどうにもならない体だからこそ「できること」とかも明確になったので、2024年もこのポンコツボデーをうまいことライドンしていきます。
あと、苦手だと思ったものの克服の話。
情けないことに、長年「片付け」が苦手だった。
けど、数年前に引っ越しをしてから少しずつ「整理整頓」を体当たりで実践してきて面白くなってしまって、ついに勉強→整理収納アドバイザーの資格も取った。今は準1級。
プロとしてやっていくには1級が必要なので、来年は1級目指して更に勉強していきたいと思ってる。(この話も追々書いていくね)
もう一つの苦手の、「ヒップホップ」。
正直、日本のヒップホップカルチャーってだらしない、クソガキマインドのまま大人になった輩未満が言い訳をリリックっていう体のいいスタイルにまとめただけで、実際「namimonogatari」事件やらあったし、大御所が子供が大事な時期に不倫すっぱ抜かれるし、結構なポジションの人が殴り合いやらDisりあいやら、挙げ句若手から苦言を呈されるし、いい大人がクソかっこ悪いわ~って思ってた。身内にもそういう人間いたし、大体そういう人がいる文化だと印象があった。
けど、それは目立つ人たちがそうなだけで、音楽として真摯に活動している人がほとんどだし、聞いてみれば結構面白いものもたくさんあるんだなぁと思い始めて色々聞き出したりはしている。
思い起こせばどの界隈でも大体悪い人が目立つし、真面目な人には光が当たらないものだ。大いに自省した。今はストリーミングで色々聴いている。楽しい。
……一部、口の悪いのはさておき。
2023年は「できること」と「できないこと」をより確かに掴んでこれたなって実感した1年だった。
苦手だと思ったものも触れれば楽しかったり、逆に好きなものが変化していったりとか、季節が移ろうように自分も年齢を重ねて変化していってるなぁとしみじみ思う。
相変わらず生きづらい「身体」や「心」を持ったままだけど、それでも人生は続いてくし、若くもないが今が一番楽しいのかも、だ。
年越しのタイミングで手帳を見直す。
いつもは12月に新しいものを用意し1月の新年のタイミングで変えているのだけど、今年はなぜか10月に新しくしたいなと思ったので切り替え済みなのだ。
バレットジャーナルで運営しているのでノートを変えればいいだけだから、どのタイミングでも構わないから楽。
使用しているノートには、いつも谷川俊太郎さんの「生きる」とベニシアさんの「どの季節も美しい」の詩を印刷して貼っている。この2つの詩は自分の軸になってる。
谷川先生の詩はどれも好きだけど、「生きる」はより自分の目で見た「世界」の感覚に近いので、人生の道しるべとしてよく読み返す。
ベニシアさんの「どの季節も美しい」という詩は、幼少から老年までの女性を四季に当てて「その時期にはその時期の美しさがある」という作品で、外見だけではない、その人のその年齢の持つ「美しさ」がとは?と考えさせられた大事な詩。
また、新しいノートに向かい合う43回目の年越しも「自分」の大事にしたい価値観を忘れず、惑わず、惑っても楽しく愉快な日々を過ごしていきたいなと思う。
昨夜、久々にお歳暮で黒ラベルをもらったので、1本だけ冷蔵庫に入れて、家事も猫のお世話も終わった後、ポップコーンをつまみながら飲んだ。
普段は薬も飲んでるし車も乗るしでお酒は飲まないんだけど、薬の時間を調整しつつ、きちんとタンブラーに入れて楽しんだ。
爽やかな苦みと炭酸が美味しかった。年末のちょっとした達成感に浸りながら、2024年を迎えたいと思います。
良いお年を。