NOW ROOM、サービスローンチから7ヶ月。その軌跡と今後の展望について。
初期費用0円、5秒で家が見つかるアプリNOW ROOMを2020年5月18日にローンチし、あっという間に半年以上が経過しました。ここで、ホストの方、ゲストの方、そして投資家の方など、お付き合い頂いているステークホルダーの皆様に向け、この7ヶ月の軌跡についてご報告するとともに、改めて私たちが目指す先をお伝えしたいと思います。
【NOW ROOMとは?】
短期賃貸のマッチングプラットフォームで、初期費用が掛からず、1ヶ月から入居できる賃貸物件を全国で32,511室掲載し、オンラインで検索から入居まで完結できるアプリを開発しています。特徴は、下記の3点です。
・速い
入居に向けた賃貸契約を全てオンライン化で完結する事により、紙・対面を無くし予約までの期間を大幅に短縮しました。
・安い
短期賃貸初となる、「自動直前セール機能」を設定しました。ホテルのように空室の物件をお得に予約いただくことを実現しました。
・多い
7ヶ月間で全国では32,511室、都内の掲載件数No.1となる17,358室の掲載を達成しました。お部屋タイプも一人暮らしに最適なワンルームのほか、カップルやご夫婦、在宅ワークにも適した1LDK以上やファミリー向けの戸建て物件等も数多く取り扱っています。
【「短期賃貸」をターゲットに見据える】
私たちNOW ROOMは「暮らすを自由に」を企業理念に掲げた、不動産Techのスタートアップです。46兆円と言われる巨大不動産業界ですから、普通賃貸市場や宿泊市場は、レッドオーシャンの状況下でした。その中でNOW ROOMは、「短期賃貸※」を市場ターゲットに見据え、プラットフォーマーとして事業を推進しています。(※「短期賃貸」:1週間〜1年未満の市場と定義)
私たちが、短期賃貸と定義する市場は、業界の中での市場規模は小さく、大手の介入はほぼない状態でしたが、近年、市場規模自体は3〜4倍と拡大傾向にあり、下記のグラフの通りマンスリーマンションの掲載件数は、4倍規模にまで増加しています。
また、近年多種多様で、家具家電付きの賃貸形態の増加により、短期賃貸市場自体のボーダレス化が進み、旅館業であるホテル、住宅宿泊事業である民泊、宅建業である、マンスリーマンション・シェアハウスを横断的な一つのUIプラットフォーム化とすることで、更なる市場の広がりが考えられます。
こうした短期賃貸のボーダレス化による市場規模の増加により、既存の市場の約10倍の130万室の成長を私たちは見込んでおり、ここをターゲットとして狙いを定めました。
【掲載部屋件数推移】
・サービス開始7ヶ月目で、都内掲載件数No.1、全国でNo.2に
およそ20年前からポータルサイト型サービスを展開する企業が20社以上乱立している中、NOW ROOMはOTA型(予約・決済まで完結)で短期賃貸の物件(マンスリーマンション・ホテル・シェアハウス等)の掲載数で、全国は32,511室(3,404施設)、都内では17,358室を超えました。(2020年12月28日時点)
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の影響下において、人々のライフスタイルやビジネスの推進スタイルは大きく変化しました。ワーケーション需要による地方移住のアプローチも聞こえる中、NOW ROOMはスタートアップ企業として、あえてコロナ禍においても都内における市場獲得を優先し、都内における掲載件数でNo.1というポジションを早々に確立することができました。
こうした背景にはNOW ROOMでは、「ホストサクセスチーム」が先ず不動産会社へのヒアリング要望を可視化した上で、アプリ開発を担う「プロダクトチーム」と連携し、①システムに組み込み開発を優先、その後、②アウトバンドや紹介を通じた提案を続けてきました。
その結果、2名という少人数体制で、掲載件数を飛躍的に伸ばす事に成功し、現在も月間10,000室以上の純増を記録しています。
・マンスリーマンション掲載が5割でトップ、ホテル・シェアハウス掲載が続く
マンスリーマンション、シェアハウスの個室型、ホテル個室の掲載を進め、本来の個室利用である短期賃貸の掲載獲得を推進し、マンスリーマンション型がトップを占めました。
【アプリ登録利用者数・ゲストプロファイル】
・アプリの登録利用者数は2.5万人超、初期はオーガニック流入
アプリの登録利用者数は、2.5万人を超え、初期はSNSを通じたオーガニックの流入に注力し、2020年9月末までは広告宣伝費をかけることなくアーリーアダプターの獲得やコミュニティーベースでの獲得をメインにし、プロダクトの要望改善を優先、角度上位に置きました。
ユーザー(ホスト、ゲスト両者)の要望の顕在化、プロダクト改善をしながらサプライ側掲載が出揃ってきた段階で、ゲストの獲得に向け広告訴求を開始しました。10月から12月までの3ヶ月間におけるCPIの推移は平均210円と良好な数字で推移。今後はLTV・リピート率の向上に向け改善策を講じている最中です。
・関東(東京以外)在住者→都内利用者の割合が高く、仮住まいやビジネス利用が目立つ
関東在住者が、都内での仮住まい(お試しひとり暮らしや上京時の仮住まい等)が一番多く、その他に出張ビジネス利用・都内ワーケーション需要の利用が目立ちました。
コアゲスト割り出しのためデータを解析したところ、意外にも会社員の方々が一番多く、仮住まいの利用、上京時の仮住まい、出張時の仮住まいで使用が、多いという結果になりました。
【GMV(月間流通予約額)とエコノミクス】
・6ヶ月目の月間GMVは4,180万、M to M平均150%成長
月間の新規予約額は、ローンチ後にM to Mで平均150%を成長キープし11月は、月間新規予約額は4,180万/月を超えました。今後、シーズナリティーによる需要の上下の課題は残るものの、空室時の自動直前セール機能などを通じて、予約額を事前に確保する事で、売上をキープしボラティリティーを抑える事ができました。
【プロダクト開発】
・15個の新機能追加と24回のアップデート
取締役COOの柏木さん、プロダクトチームのCTO牧田さん、宮田さん、板垣さんの尽力で、ローンチ後半年の間に計24回のアップデートを実現する事ができました。
多言語機能、家賃交渉機能、自動直前セール機能、画像一覧機能、ストリートビュー機能、SNSシェア機能、オススメ部屋機能、キャンペーン掲載機能、内見動画機能、お問い合わせ機能、ウィークリープラン機能、家賃保証機能・家財保証機能、Web版リリース
【オンラインイベント・企画開催】
・シェアハウス系は、企画・SNSによるオーガニック集客メイン。イベントや企画自体を仕組み化し、85回の開催。
イベントや企画は、NOW ROOMが主催するのではなく、施設への入居者がイベントを自ら企画し、コロナ禍を鑑みオンラインでのイベント開催等を実施。半年で85回の開催実績で、オンラインイベントを通じたシェアハウスへの入居者数は、合計で1,000名を超え、ほぼSNSの運用のみでの集客を達成しました。
【PR・ガバナンス強化】
・プレスリリースは71本(新規掲載26本、新企画17本、業務提携8本、新機能15本、報告系5本)、総インプレッション数は15万PV
プレスリリースは、報道関係者の方々向けに新しい情報を発信するツールですが、NOW ROOMでは、メディアの方以外にもステークホルダーの皆様に向け、活動の可視化を報告すべく、PR Timesを活用しました。
【概要】
プレスリリース実績:https://corporate.nowroom.jp/news/press/
・カウント期間:2020.05.18〜2020.12.31
・本数:71本(新規掲載26本、新企画17本、業務提携8本、新機能15本、報告系5本)
メディア掲載実績 :https://corporate.nowroom.jp/news/media/
・カウント期間:2020.05.18〜2020.12.31
・掲載数:13本
・内訳:
-日経GP媒体3本(日経新聞紙面(大阪版)/ オンライン記事、日経クロストレンド)
-業界媒体6本(全国賃貸住宅新聞、週刊ビル経営、不動産テックラボ、リビンマッチ)
-IT/スタートアップ系媒体:4本(U-note、Techable、BRIDGE、U-29ドットコム)
インプレッション(2020.05.18〜2020.12.31)
・MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の設定
企業理念の「暮らすを自由に」は不動ですが、NOW ROOMのMVVをチーム合宿を通じて、設定致しました。
https://note.com/now_official/n/n2517355bcda4
・ガバナンス強化
ステークホルダーの方々にとって安心、安全にご利用いただける存在を目指し、各種ガイドラインを設定、施行しました。
【今後の方針】
・2021年で短期・中期賃貸のプラットフォームNo.1を目指す
今後のNOW ROOMの事業展開としては、短期の賃貸市場を一都三県から地方都市、全国展開へと進めていきたいと考えています。
【チームメンバーの増員・募集】
・一人ひとりが主人公であり、エンジニアが主体の会社へ
現在NOW ROOMは、正社員8名がチームメンバーとして関わっています。
NOW ROOMは、一人ひとりがそれぞれの個を最大限に生かせるような環境作りを心掛けており、プロダクトチームの一部をご紹介させていただきます。
・CTO 牧田さん、2019年12月に正式Join
・取締役 COO 柏木さん 2020年3月に正式Join、同年8月に取締役就任
・バックエンド・エンジニアの板垣さん、2020年6月に正式Join
・フロントエンド・エンジ二アの宮田さんが、2020年8月に正式Join
・NOW ROOMは、世の中に残るサービスを共に創造するエンジニアを大募集中です!
NOW ROOMは業界の課題解決とサービススケールには、テクノロジーが欠かせません。NOW ROOMは、不動産の短期賃貸において、初の試みであるテクノロジーを使った機能を半年で、3つリリースしました。
今後の開発計画も、不動産の短期賃貸領域や大きな課題を解決できるような、ワクワクするような事ばかりです。
NOW ROOMは「暮らすを自由に」を企業理念に、短期賃貸のプラットフォームとしてホストの方、ゲストの方、双方にとって有益に、そしてより便利に活用いただけるよう、引き続きサービスの拡充を目指して参ります。
2020年12月31日 株式会社 NOW ROOM 代表取締役 千葉 史生
【会社概要】
会社名:株式会社NOW ROOM
設立 :2019年7月1日
所在地:東京都渋谷区初台1-9-3
代表者:千葉 史生
理念 :One World, Live Anywhere 暮らすを自由に
URL :https://nowroom.jp/company
事業内容:NOW ROOMの開発・運営
NOW ROOMサービスサイト:https://nowroom.jp/
施設オーナー様掲載体験Blog:https://nowroom.jp/en/host/interview/
NOW ROOM公式SNSアカウント:
- Twitter:https://twitter.com/nowroom_jp?s=21
- Instagram:https://instagram.com/nowroom?igshid=2qcl5dkc2yuo
- Facebook:https://www.facebook.com/NOW-ROOM-122512786107876/
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