*土日祝日と老害*
私は中小企業の会社員で土日祝日はお休み
非リアなので休日の過ごし方は主に引きこもりゲームや漫画やお笑いやお酒に徹する
ショッピングモールなんぞ絶対に行かない
休みの日まで会社の人や馴染みの薄い同級生の家族に会って愛想笑いするほどのサービス精神はない
月に1回ご褒美として午前中からプシュ!とビールを開けることもある
8時半に起床し掃除洗濯フィットボクシングを済ませシャワーを浴び、和風カルボナーラwith生ハムをいそいそと作り、ハードディスクからM1グランプリのお気に入りのネタに合わせ
11時にプシュ!!
外はとても良い天気で子供の声が聞こえ、いつもは閑散としてる電気屋の駐車場が埋まっていく雰囲気を感じながら、背徳感と乾杯するのが至福
悪天候でもまた至福
しかも家事と運動を終わらせているので罪悪感はない
うっかり昼寝なんかしてしまったらもう大変で夜は眠れなくなりどうでもいいまとめサイトを巡回して午前3時頃やっと眠くなり
朝7時に発酵が完了した焼く前のパン生地に負けないほどむくんだ顔で起きる
うちがパン屋だったらモーニングにされてたのでそこは会社員で良かったと思う
土日…大好き愛してる一生一緒だよ♡
平日…キモいキモいキモいキモいキモい
となるのは日本人ならみんなそうなハズ
私は20年近く同じ会社に勤めている保守的なタイプなので、そうなると憧れるのは土日が仕事で平日休みの人だ
どこに行っても空いているし、病院や役場や美容室も行き放題、旅行も安く行ける
なんて勝ち組なんだろうといつも思う
冠婚葬祭は例外として
「有休取得は月に1日程度」
という暗黙のルールがある会社なので、月イチの平日休みはそりゃもう貴重なのだ
月曜、金曜という連休カードをいつ使用するかも非常に難しい
「空気を読んで謙虚に徹する」というのも会社員に求められるスキルだと思う
オッサン連中はまず休み=怠けだと感じるらしく(私の場合はその通りなんだけど)
令和でも古い会社ってそんな現実なのだ
50代の上司は毎朝誰よりも早く出勤し会社のブラインドを開ける
雪が降ればもっと早く出勤し社用車の雪をそれは綺麗に落とす
きっと前世はディーラーだったのだろう
有休も法律ラインまでしか取らず、トラブルがあれば休日でも出勤し、仕事が命という絵に描いたような団魂世代のおじさんなのだが
さすがに時代的に「俺より早く来い、休むな」とは言わない
でもきっと若手社員にも同じようにしてヤル気をみせて欲しいんだろうなぁと、ふと喫煙所で2人きりの時に聞いてみたところ
「単身赴任だから家にいてもする事がなく寂しいから来てるだけ」
と小さく言った
いや月イチルールの原因お前の寂しさだったんかい!!!
てかそれなら休んでマイホームに帰れよ!!!
と心の中でツッコミつつ
妻子供の所にはあまり帰らないそれを察したため
「家族と離れて戦っててカッコいいですね」
とスナックnowモードを発動してあげたら
彼は「へへへ」と照れていた
出張があればロールケーキなど配りにくいお土産を買ってくる寂しがり屋おじだが、今年は雪が多いので助かっている