解答の0行目(解き方よりも答えよりも大事)
質問が変化してくるのがいいですね。
通い始めの子や、MBAのGMAT対策の方はよく、「答えを教えてほしい、解き方を教えてほしい」というのですが、もちろん、それは教えるのですが、でも今私はお話ししたことは、ここにこう書いてありますよ、または例題ではこうやったのだから、それと見比べれば・・・
もう少しみんな慣れてくると、「解答のここはわかるけれども、この部分がどうしてそうなるのかがわからない」と。こうなってくると、学校の成績なんかはもう安心して見ていられます。
〇 自分が何がわかって、わからないのかが明確になっている。
〇 そもそも主体的に取り組み始めている
もう少し慣れてくると、「解答に書いてあることは全部わかるし、確かにそうやれば答えは出るんだけど、この問題を見て、どうしてそれをしようと思ったのか、それがわからない」
私はそれを、「解答の0行目」と呼んでいます。
こういう質問が出てくれば、たとえ入試で難関校志望だとしても、もう大丈夫です。
問題文を読んで、何がヒントになっているか、言葉に注目したり、形に注目したり、問題の流れに注目したり・・・そうやっていろいろな角度から考える練習をしていると、見たもの・聞いたことから受け取れる情報が豊かに広がります。
脊髄反射的に反応するだけでなく、じっくり考えることで見えてくるものの豊かさに気がついてくと、毎日の楽しさが少し上がるはずです。みんななんだかんだ楽しそうにしていて、それが一番です。
今日はウソみたいな青い空でしたね。