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見る子は育つ

紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)見えましたね。
夕闇の空に、頼りなく儚げに浮かぶ彗星。
私にとって(子どもたちにとっても)初めての彗星でした。次に地球近くに帰って来るのは、22万年後だそうで、その時まで元気でね。

私が普段、子どもたちに(いえ、子どもに限らず大人の方にも)
勉強を教える際に、もっとも強調しているのは、「見る」ということ。

「ちゃんと見てるよ!」といいますが、ちゃんと見るって何だよ。難しいよ。人は誰でも、見たつもり、知ってるつもり、分かってるつもりに、とてもとてもなりやすい。

見てるつもりでも見てなかったり、知ってるつもりでも何もわかっていなかったりすることはよくあること。

顕微鏡や望遠鏡、双眼鏡、そしてカメラ等は、モノを見るという体験を新たにしてくれる素晴らしい道具です。それらの使用を通じて、「見る」という行為を新鮮なものとして再認識し、見る行為そのものに興味を持ってもらえたら、学校の勉強くらいは簡単にできてしまうよね。

一見難しそうなものは、実は大して難しくないものです。
むしろ、当たり前のように簡単なことが、実はとても難しい。

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