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覚醒中の中学1年生

夏休みに入って早速びっくりした出来事。

「今までの自分は受動的な勉強しかして来なかった。今日から能動的な勉強を始める!」と急に宣言してきた中学1年生。
(内心:おっおぅ。ところでどうかされましたか?)

「与えられたことだけをやっていたら、自分の良さを発揮できないと思ったらしいです。そして自分の良さを伸ばしていくには、自分から何かやってみる(失敗してもOK)」と考えたそうです。

そういえば、1週間ほど前。

授業の雑談の際にこんな話をしました。先日会った30代の人なんだけど、すごくがんばっていて応援している人がいるんですよ。ただ話していてなんか顔が見えないというか、単色しか見えないんだよね。会社から期待されていることに応えられる人材になるにはどうしたら良いか? ということを一生懸命考えた結果だと思うので、すごく真面目な人なんです。でも、私はその人にはもっと違う面がたくさんあって、「ビジネスとしての正解の人物像」以外の面とうまく組み合わせると、もっと魅力が増すと思うんだよね。

花束で喩えると、

「ピンクの薔薇」だけの花束に見える。すごくきれいでわかりやすい。それもそれで良いんだけど、いろんな色・大きさ・形の組み合わせで全体としてなんか不思議に魅力的だな、という花束の方が私は好みだなー、と。

これから自分という花束を作っていくとしたら、どんな花束を作りますか? (全部バラでも良いんだよ)

その話を覚えていたのか、いなかったのかわかりませんが、中学1年生にして自分の勉強を始めていこうなんて、いい感性をしているし、勇気もあるなと思います。期待して、いろんなボールを投げてみようと思っています。

もちろん、そんなに一直線で話が進むはずはなく、紆余曲折あって当然。でも、中1の夏にそんなことを考えていた、ということは覚えておいて良いのではないかな。

そして改めて、

子どもというのは急に変わるので油断できないと思いました。
”男子三日会わざれば、即ち刮目してみよ” (三国志演義:呂蒙)
(もちろん現代に当てはめれば、性別は関係ありません)

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