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雇用のパワーバランス

4月、新卒で就職や、転職での新たな出発など、年度変わりの節目の月でしたが、
ニュースではすでに退職代行を使っての辞職が少なからずある、という報道を数々目にしました。

前々回でも書きましたが、職場での人間関係での多くの相談、またひきこもり支援での、やはり人間関係からのうつなどで休職を経たひきこもり状況の多さ、
さらには最近自分自身が経験した、転職にまつわる色々な体験、

それらからも、最近の雇用状況は、どうも穏やかなものではない感じが伺えます。

雇う側の配慮のなさ、好悪や偏見などに基づく人事評価、教育状況の諸々の不足さ、条件などの説明不足など…

雇われる側の入社直前の内定辞退や、入ってすぐの退職など、会社に対する配慮も考えるべきとも思いますが、

実は例えば別の会社の内定決定がとても遅かったり、上に書いた、条件が入ってみたら違うということは実際多く、

退職代行を使うということは、本人に後ろめたい気持ちはあるが、そうせざるを得なかった、今の雇用の状況があることを、身近な実際のケースからも察することができます。

また例えばある会社の上層部は、求人を続ければ優秀な人材に巡り会えると信じているようで、
少しでも従順でなかったり、合わないと感じる職員を、勤務態度が良かったり努力する真面目な人でもそこを評価をせず、
結局じりじりと退職者を出して、求人を続けています。

メディアなどで、魅力的な職場と紹介され、応募者は増えていると思われ、そのため社内では不満が多く聞かれるものの、そのような形でより自分たちにとって有能な職員を得ようとする意図を感じます。

直接のパワハラではないですが、このようなじりじり退職に追い込む形の、
替えはいくらでもいる、と思わせるような状況…結構あるような気がします。

職員を受け入れ育て、共に学び、新しい風によって、会社自体が、柔軟に進化し伸びていく、
そのような方向性を持つことはできないのだろうか。

そのような柔軟な方向の会社が、大きく実績や成果をあげて、取り上げられているニュースや動画も見るのですが、
視野の狭い雇う側には届かないようです。

パワーバランスはパワーかけているほうには気づきにくいですね。
これは、かけられていると思っている自分も、何かの拍子でかけていることもあるということを、常に肝に銘じなければと思っています。

ちょっと着地があいまいではありましたが、最近考えていたことがたくさん重なったので、心の整理のためにも書いてみました。
読んで頂きありがとうございます。



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