子どもの自分が喜んだ ドラゴンクエストIII
リメイクされた「ドラゴンクエストIII」をクリア。まだクリア後のやり込み要素はあるのだけど、ひとまずラスボスを倒してエンディングを見た。
子供のころにカセットテープでよく聴いたエンディングテーマの「そして伝説へ」が流れたときには、ジーンときた。感無量っていうのかな。ようやく、昔の自分のためにここまでたどり着いた気持ち。
僕は小学生のころはゲームは1週間に1時間と決められていてね。RPGをプレイしても、ストーリーを進めることはおろか経験値を貯めることも難しい環境だった。当然、お友だちの話にはついていけない。
世界観に憧れて「ドラゴンクエスト4コマ漫画劇場」っていうマンガ本を集めたりしていたものの、ゲームの肝のストーリーはぼんやりとしかわからずじまいだった。(呪文やモンスターや地名といった周辺情報にだけはやたら詳しくなった)
のちに「ドラクエV」をプレイ&クリアしたんだけど、この「ドラクエIII」は遊ぶチャンスもなく随分忘れていてね。リメイクが出たこの機会にようやく触れられたというわけだ。
ゾーマが何者なのかとか、大好きな曲「おおぞらをとぶ」がどこで流れるのかとか、「I & II」との関係だとかが、ようやく全部繋がり、「ああよかった」と冒険に幕を下ろせた。
味わったのはただゲームをクリアした達成感ではなく、懐かしさと、僕の中にいる小学生の自分が喜ぶ気持ちが混じった感覚。
FFVII といい、ロマサガといい、「もうある作品を、なんでそんなにリメイクするんやろ」と思っていたんだけど、未プレイならこんな素敵な体験ができるもんなんだね。