インフォグラフィック
インフォグラフィック(infographics)は、情報やデータを視覚的に表現したデザインのことをいいます。標識や地図、科学情報の可視化をグラフィックデザインとして行う場合などもインフォグラフィックに含まれます。
インフォグラフィック自体は非常に長い歴史を持ち、古代人類の洞窟壁画なども情報を記録し、伝えるためのインフォグラフィックの役割を持っていたと考えられています。地図や棒グラフ、円グラフなど長い人類の歴史の中で使用されてきた様々な統計的なインフォグラフィックが存在しています。
近年では、コンピューターの普及と処理速度の向上、そしてインターネットの普及により、大量のデータを解析・分析することが可能となっています。個人にとってみれば他愛の無い情報でも、それを大量に集計しグラフィックとして視覚化することで、単なる数字の羅列では見えて来ないものが見えてくるようになってきています。
この分野を目指す美大受験生が受験する大学・学科
この分野を目指す美大受験生が受験する大学・学科としては、多摩美術大学(グラフィックデザイン学科、情報デザイン学科、メディア芸術学科、統合デザイン学科)や武蔵野美術大学(視覚伝達デザイン学科、基礎デザイン学科、デザイン情報学科)があります。
特に、多摩美術大学のグラフィックデザイン学科と武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科は一番人気となっており、かなりレベルの高い実技力を持っていないと、合格することができなくなっています。インフォグラフィックはグラフィックデザインの一カテゴリーということもあるのでこれらの学科を第一志望とする受験生は多いのですが、実際の合格確率は非常に低いといえます。
武蔵野美術大学の基礎デザイン学科と多摩美術大学の統合デザイン学科はデザインを理論的に分析していく学科です。理論的な分析などの力もつけることができますので、インフォグラフィックの制作に役に立つ考え方を身につけることができるはずです。多摩美グラフィックデザイン学科学科や武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科よりも倍率は低く、合格しやすくなっていますので、インフォグラフィックに興味のある受験生にはお勧めの学科となっています。
多摩美術大学の情報デザイン学科情報デザインコースや武蔵野美術大学のデザイン情報学科は、情報を扱うという意味においてはインフォグラフィックを学ぶのに最適な学科です。志願倍率も低いので、インフォグラフィックをやりたい受験生にとってはお勧めの学科となっています。主にコンピューターを駆使して情報を扱っていきたいという受験生にとっては最適な学科となっています。