「合格させたい人材」になろう。他人目線からどのように自分が評価されるのかを知ることは、とても大切。
編入学試験で志望校に合格できる受験生の傾向として、「合格させたい人材」である、ということがあります。私の指導方針としても、受験生を「合格させたい人材」に育て上げることが指導の最終目標だと考えています。
大学に入学するというのは、何年間かの生活の大部分を大学で共にする、ということになります。まして、編入学学年の3年生というのは、大学の教授にとってはゼミ学年、つまり、学生が自分に弟子入りしてくる学年でもあるのです。
友達になれば共に過ごす時間が長くなるように、編入学試験で学生を入学させるということは、教授にとっては自分の人生の時間のかなりの部分で他人(学生)と関わりを持つ、ということになります。
例えば受験生が、「この人の実力はすごい!」「この人とならうまくやれそうだ」と、出願書類や実技試験、小論文や面接という数ある試験科目の中で「この人は欲しい!」と思わせる何かがある「求められる人材」だったら、教授は積極的に合格させるのです。