大人だから、逃げる。
100%の善意でしたことを、100%の悪意で返された。
「“固まる”とはこのような状態です!」
の見本として登場できそうな凝固っぷりののち、怒りと虚しさとほんの少しの悲しみとが、かわるがわる襲ってくる。
もし感情の動きが目で見える世界なら、私はカメレオンのようだったに違いない。
* * *
家族、同僚、友人、恋人。
どういうものにしても、完全にわかり合えるとは思っていない。
でも、だからこそ、少しでもわかり合える範囲が増えるように、人はあらゆる手を尽くす。
それを一切放棄されて、一方的に「わからないあなたにがっかりしました」というようなことを言われたら困ってしまう。
わかってもらえないのは、あなたが相手にまったく歩みよらないからでしょ?
でも、それは伝わらない。
こんな時はどうしたらいいか。
答え 「全力で逃げる」
私は人に嫌われたいです!って人は、多分少ないと思う。
好かれればうれしいし、好かれなくとも嫌われたくないって思う人がきっと多いのではないか。そんな意識から、衝突が起きたら改善をはかろうとがんばってしまう。
それがしょーもない相手でも、だ。
誰かと衝突した時は息苦しく、その状態を即座にどうにかしたくてもがいてしまう。
でもそんな時だからこそ、あえてひと呼吸置いて、問いたい。
その人はあなたの色々を削ってまでつなぎとめておきたい人?
そこでつなぎとめたいという答えが出た時は、全身全霊で改善のための方法を考えよう。
答えに迷ったら「まぁ修復できたらいっか、できなかったらしかたないね」くらいのゆるい気持ちでのぞむ。
“いや、いらんやろ”って答えが出た時は全力でドロップアウト一択。
逃げる瞬間に石とかたまご的なものを投げつけられて、ちょっと嫌な思いをするかもしれない。でもそれは、その後の付き合いで何倍にもなるかもしれないそういうモノの回避になる。
* * *
ちなみに、あまりにムッとしたので
大人げなく個人用Twitterにその旨を書いた。
親友が
「2回しか会ってない人を失礼さで怒らせるとか最早才能だから骨にして世界ヤバイ遺産に登録しよ」
とリプライをくれたことでめっちゃ笑って気が晴れた。
彼女とはここ数年会えていない。だけど、ずっとつなぎとめておきたいうちの1人だ。
距離の近さや会う頻度は、関係が必要か不要かの判断に影響ないものだね。
* * *
大人は、本気で望めば自分で環境を変えられる術をたくさん持っている。
逃げることだって、本来なら自分の采配次第だ。
大人だから逃げない!のではなく、大人だから逃げる。
自分の快適さは自分で守っていいのだ。
お読みいただきありがとうございました!
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