将来の夢を聞かれるのが嫌いだった。

皆さんはなぜそこで就職しましたか?

やりたいことはありましたか?

今、何かに夢中ですか?


就職活動の時期、
私は正直、何かをやってみたいという気持ちはそこまで持っていなかった。

学生の頃によく、

「将来の夢は何ですか」

という議題があったが、それを聞かれるのが嫌いだった。


幼稚園の時は、
「幼稚園の先生になりたい」
「お花屋さんになりたい」
「スーパーのレジを打つ人になりたい」

はぁ。あんなに無邪気に何にでもなりたかったんだなぁ。
(あの頃の気持ちはどこへ)

私はかなりの現実家で、中学生の頃には将来の夢が消えてたような気がする。(笑)



ただ、自己紹介だの、学校の授業だの、
かなり頻繁に「将来の夢」について聞かれることが多かった。

(そんなこと聞かれてもなぁ)

それが本音。

「キャビンアテンダントになりたい!」
「学校の先生になりたい!」

そんなかっこいいことを言っている友達が羨ましかった。

「何か」に対して、羨ましかったのではなく、

その「強い意志」を持っていることが
羨ましかったのだろう。


今思うと、中学生の時なんて、何でも言ったらいいやん
(言うのはタダ)

なんて思えるけど、意外と繊細で意外と考えてたりする(笑)



話は変わるけど、

高校の時の自己紹介に
趣味とか「将来の夢」とかとは別に

「ちょっとびっくりするようなカミングアウト」

を話題にされた時があった。

それも教室ではなく、少し広い剣道場のような空間で。

初めは7人くらいのグループで、
次に代表者がクラス全体で発表すると言う流れがあった。

(いや、カミングアウトって?)
(そんなん何があるって言うん)
(無茶苦茶や)

でも、みんなの様子を見ていると、(別に)って顔をしてる

(あれ、悩んでるの私だけなんかな)

友達の発表を聞いていると

「僕、昔アメリカに住んでいました」

「私、兄弟が5人います」

「バイオリンを弾けます」


(……。)

(マジカ)

みんな話題もちすぎやろ。
って正直結構びっくりしました。

「私の人生しょうもな」ってまで思ったことを思い出します。

私、あの時結局なんて言ったんやっけ。
覚えてないや。


本題に戻ります。

私は特に夢のないまま就職活動を迎えました。


でも、興味がないわけでない。

私の興味は意外とたくさんありますよ。

商品開発
マーケティング
経営企画
お洋服
インスタグラム
LINEスタンプ
テーマパーク
美容
Web
デザイン
韓国
雑誌
ガチャガチャ

とか?結構ある方だと思います。じゃあ、なぜ夢がないの?


それは、

「仕事にするほどの情熱はない」

って分かっていたからです。


やりたい!興味がある!といっても、
毎日それをやっていく自信もなければ

ずっとそれを好きでいる自信もなかった。

ほら現実家でしょ。(笑)

だからね、就活にしても
同じ土俵で他の就活生と戦う自信がなかった。

なんせ嘘だけはつけないから。



私は今、インフラの事務員をしています。

決め手は、
自分が「何が得意で、何をしたくないか」です。

得意なのは、
周囲を見て行動すること、
誰かのお世話をすること。


したくないことは、
自分の意思に反してお客様に営業すること。(いいと思ってないのに勧めるとか、押し売りすること)
趣味を仕事にすること。(嫌いになりたくないから)

そこで選んだのが事務職です。

キラキラしたものではないけれど、人のために働ける仕事。
何かを円滑に進めるためにサポートできる仕事。

そんな仕事に私は満足しています。

夢はあったほうが楽しいかも知れませんが、絶対あるべきものではありません。

もし、あの頃の学生時代に戻って将来の夢を語るとしたら

「自分にあった仕事をして、趣味に費やすお金を稼いでいること!」

なんて言ってもらおうかな。(笑)


結局は何にも縛られる必要はない。


ただ、小さい頃に
「将来の夢」は軽々しく聞かないで欲しいねぇ。



はなっぺ🌼

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集