【燃えつきた地図】安部公房
年末から年明けにかけて読んでいた1冊。
教科書に【赤い繭】が載っていたことで安部公房を知り、好きだなぁと思ったので他の本も読もうとしたことが何度かあったのですが、さらっと読める本ではないと途中で挫折したことが…。
私の読解力では気付いたら文字が滑っている状態になるんですね。
しかし私ももういい大人です。
名だたる文豪の作品1つ読めずして、読書好きを語れる年齢ではありません。
さて手に取った1冊は【燃えつきた地図】
ここで短編ではなく長編小説をいきなり読む勇気。
ミステリーなのかと思いきやそういう訳でもない作品。
とにかく描写が絵画をみているようで美しい!
特に好きだったのは元妻のもとで働く女の子の描写がかわいらしくて印象に残った。
ミイラ取りがミイラになるような話、といって片付けてしまえばそれまでだけど一つ一つの文章を単語を味わいながらゆっくり読むのに素晴らしい一冊でした。
安部公房!読んだぞ!!他の作品も読みたいぞ!!!好きだー!!!