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同居前の2人っぽい。
最近日記がおざなりになっていた。
とりあえず自分のペースでやっていこう。
冨士さんが泊まった次の日、近くの大型ホームセンターへやってきた。
家具家電食料品など、幅広いものがたくさんあって、見て回るだけでも楽しいところだ。
冨士さんと家のいるものを話し合いながら、何がなかったかと頭の引き出しを開けてみる。
メモをちゃんとしないといけないなとあらためて思う。
浅はかであった。
冨士さんはこう言う時に素早く動く。
いるものをメモって送ってくれた。
助かることだ。
冨士さんの俊敏さは家の中でも発揮されており、測ることに関してはササっとメジャーを持ってきて素早く測ってみせる。
お店でも私は冨士さんの後ろについて行くようにカートを押すことが多い。
任せすぎだろうか。
まず風呂場には、風呂の椅子がない。
子供のころは、風呂の椅子に座る習慣がなく、ずっとしゃがんだまま作業をするのが当たり前だと思っていたので、成長して椅子を用意されると戸惑ってしまった。
初めは座っていたが、徐々に使用率が減り、最終的には椅子は無くても良いと判断して使わないでいたら、とうとうそれを察した親が風呂場から椅子を撤退させたのだ。
それからというもの椅子を使わずに生きてきたので重要度が低かった。
しかし誰かが泊まりにきた時などを考えるとそれは必要になってくる。
今後1番その椅子を使っていくだろう冨士さんが選ぶのが筋というものだ。
その他にも使いそうな小物たちをカゴに入れていく。
ゴミの分別をする為に複数枚ゴミ袋を引っ掛けられる枠型のゴミ袋ラック?を買ってみた。
とりあえず使ってみて不具合があれば考えるとしよう。
ホームセンターの次は、いくつか100均を回ってみる。
食器を干す場所をどんなふうにしていくかも考えなければならない。
私と同様、冨士さんもなるべく家事や掃除を短略化したい心の持ち主だ。
100均で700円の食器置きを見つけた。
とりあえず使ってみよう。
あれはどうか、これはダメかと選択するのは疲れる作業だ。
昼食にラーメンを食べて古民家へと戻った。