手紙だと気持ちが伝えやすいのは?
口ではなかなか面と向かって言えないことや、照れくさくて言えないようなことでも、 手紙でなら不思議と素直に伝えられるものです。
今日は、手紙だと気持ちを伝えやすいのはどうしてなのかについて考えてみます。
1. 言葉にするまでの時間的な余裕があるから
面と向かって話すときには、即時に言葉を出して反応しますが、手紙を書くときには、自分のペースで自分の思いや言葉を整理できます。会話するときと違って、落ち着いて言葉を選ぶことができるからその分、気持ちを伝えやすくなるのではないでしょうか。
2. 相手から直接のリアクションがないから
手紙は、直接言うときと違って、相手の表情や反応をその場ですぐ目にすることがないため、相手の反応を気にしたり、緊張や不安を感じにくくなります。そのため手紙だと、普段は言えないような素直な気持ちを表現しやすくなるのでしょう。
3. 気持ちが伝わる言葉をじっくりと考えられるから
話し言葉では、簡単な表現になったり、その場でとっさに思いついた言葉で伝えることが多いです。それに対して手紙では、相手のことを想像したり、自分の気持ちを正確に伝えるためにじっくりと言葉を選んで表現することができます。
手紙は、誤解のないように、伝えたい想いをカタチにしやすいところが、気持ちを伝えやすい理由のひとつのような気がします。
4. 書く過程で自分の気持ちに気づけるから
手紙を書くとき、自分の感情を整理し、どう伝えようかと考える中で、自分の本当の気持ちに気づくことができます。その結果、自然と正直な言葉が出てきやすくなるのだと思います。
5. 「特別」な方法だと感じているから
手紙を受け取るほうはもちろんのこと、書くほうも、手紙を書く行為自体が、特別で心のこもった方法だと感じているものです。
このように、手紙で伝えることを、普段はなかなか言えない言葉を伝えるための特別な場と捉えていることも、気持ちの伝えやすさにつながっているのではないでしょうか。
終わりに・・・
言葉にするのが難しい感情も、文字にすることで少しずつ整理され、形になっていくものです。この「書く」という行為が、不思議と伝える力を持つのかもしれませんね。
あなたも、大切な人へ手紙を書いてみませんか?