
大腸CT検査のリアル体験記②:検査前日の流れと注意点
①の続き:
大腸CT検査前日は、検査2日前にも飲んだ朝夕の食後と就寝前の下剤に加え、さらに昼食後と夕食後には便を白色に着色する 「コロンフォート(硫酸バリウム)」、寝る前にはさらに排便を促す 「マグコロール散」 が追加されました。
食事は病院で購入した 「大腸CT用検査食 FG-two★」を食べました。
この「大腸CT用検査食」は、先に試した 「大腸内視鏡検査食」 と比較すると、各食(特にスープやお吸い物)に 「難消化性デキストリン」 が含まれており、より排便を促す目的が感じられました。パッケージには 「内視鏡検査にも対応」 と記載があったので、病院の指示を確認した上で、メニュー内容や味の好みで選ぶのも良さそうです。
朝食:中華粥とコーンスープ+ 酸化マグネシウム錠500mg 2錠服用
昨日は検査食を楽しみにしていましたが、夜中のトイレ通いのせいで、朝はあまり食欲が湧きませんでした。しかし、病院の説明では 「食欲がなくてもなるべく検査食を食べるように」 とのことだったので、しっかり食べることにしました。
中華粥はなんだか プルプル している……? 難消化性デキストリンの影響だろうか。でも、ほぐされた鶏肉の食感があり、 味気なくはない程度の優しい味で、すんなり食べられました。
コーンスープは具なしですが、 しっかり味がついていて美味しい。
昼食:カレーライスとコンソメスープ+ コロンフォート服用
「検査食にカレー?」と驚きましたが、スパイスは控えめで優しい味。小さめの具が入っていて、お肉も入っているので、普通に美味しく食べられました。ご飯は市販の150gのご飯パックで、特に検査食専用というわけではなさそう。普通のレトルトカレーとしても十分おいしいレベルです。コンソメスープは朝のコーンスープと同じくお湯で溶かすタイプ。薄めが好きなので、お湯を多めに入れてしまいました。それでも塩味がしっかりしていて、食欲が落ちていても飲みやすかったです。
食後には 水300mL と、今回初めてのコロンフォート(硫酸バリウム) を服用。
「よく振ってから飲んでください」 と書かれていたので、しっかり振ってから飲みました。味は甘めのフルーツ風味! 意外と飲みやすく、「 胃のバリウム検査の味もこれにしてほしい! 」と思うほどでした。
夕食:親子丼とお吸い物+酸化マグネシウム錠500mg 2錠、コロンフォート服用
昨夜はあまり寝られなかったため、 今夜も寝られなさそう… と思い、昼寝をしていました。
気づいたら夕食の期限である 19時が迫っていた ため、急いで食べ始めました。
親子丼はお昼と同じ150gのパックご飯にレトルトの親子丼 をかけて食べました。鶏肉が大きめで、思ったよりもしっかりした具材が入っていました!親子丼のレトルトは普段あまり食べたことがないですが、美味しくいただきました。
お吸い物もお湯で溶かして飲むタイプで、 具はなし。しかし、味は美味しくしっかり完食。
食後には 酸化マグネシウム錠500mg 2錠と2回目のコロンフォート(硫酸バリウム) を服用。コロンフォートはやっぱりおいしいと感じました。
就寝前:マグコロール散+センノシド錠12mg2錠+ピコスルファートナトリウム内用液0.75%50滴を服用
夕食から2時間程経って、就寝前の下剤を服用しました。マグコロール散を200mlの水に溶かして飲みましたが、少し酸っぱめのスポーツドリンクのような味で、思ったより飲みやすかったです。
また、検査2日前と同じように、ピコスルファートナトリウム内用液(50滴)とセンノシド錠(12mg ・2錠)を服用しました。マグコロール散を飲んでから1時間ほどでトイレ通いが始まりましたが、ほぼ出し切ったせいか、夜中にお腹が痛くなることはなく、そのまま眠ることができました。
・検査前日のまとめと水分摂取
検査前日は「食べる楽しみ」と「トイレとの戦い」の1日でした。
また、1日1.5L以上の水分摂取が推奨されていたため、朝からこまめに水を飲み、毎食後の300mLの水も含めた結果、昼の時点でほぼ2Lを消費。
普段から水をあまり飲まない人にとっては、意識しないと意外と大変かもしれません。
こうして、食事と水分補給をしっかりこなし、いよいよ明日は検査本番です。
次回③では、検査当日の流れや検査の実際の様子についてまとめます!