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カナダのフードバンクの仕組み #20
こんにちは、Takaiです。
今回は「カナダのフードバンクの仕組み」というテーマで書きたいと思います。
みなさん、フードバンクというサービスを知っていますか?
フードバンクとは、
食品企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供する「フードバンク」と呼ばれる団体・活動があります。まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品(いわゆる食品ロス)を削減するため、こうした取り組みを有効に活用していくことも必要と考えています。
つまり、フードロスを減らすために、余った食料や販売できない食品を必要としている人達に無料で提供する仕組みのことです。
以前滞在していたホームステイ先の近くにも、余ったパンや果物を提供しているところがありました。ホストマザー曰く、必要としている人達が自由に持ち帰って良いとのこと。
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この仕組みは日本でも適用されていますが、僕が意識して見ていなったからか、日本でフードバンクを見かけることはありませんでした。
ただ、カナダではこのフードバンクを積極的に活用しています。そこで今回は、カナダのフードバンクの仕組みについてまとめました。
カナダのフードバンクは、食料支援を必要とする人々に食品や日用品を提供しています。フードバンクを運営している団体は、個人や企業からの寄付を受け取って、地域社会の困窮者や学生などに配布しています。
また、カナダ全土には数千のフードバンクが存在し、全国組織である「Food Banks Canada」の支援のもとで運営されているそうです。この組織では10の州協会と全国の4,750以上の食糧支援団体の活動を調整しています。
ちなみに日本のフードバンクの数は約230団体ほどなので、カナダでフードバンクを利用している人達の規模の大きさが分かります。
フードバンクで配布される食品は、一般市民や企業からの寄付が主な供給源です。特にホリデーシーズンには、多くの店舗や企業がフードバンクのための食品ドライブを行い、寄付が活発になります。また、地元企業や農家が売れ残りや余剰品を寄付することもあります。フードバンクの利用者は多様で、子供、単身成人、政府支援受給者が主な受取者です。また、高齢者や障害者給付受給者、就労者、先住民なども利用しています。
さらに、フードバンクは、食料廃棄の削減や地域社会の支援に貢献しており、寄付する側と受け取る側の双方にメリットがあります。また、大学が運営するフードバンクも存在し、学生が食品を受け取ることができる仕組みもあるそうです。
という感じで簡単にカナダのフードバンクについてまとめました。
フードバンクが人々の生活と密接につながっていることが分かります。
最近、バンクーバーにホームレスが多い理由についての記事を書きました。ホームレスになる理由として、物価の高騰や低所得者向け住宅の不足等があげられます。こうした理由から、カナダでは十分な食料を確保できない人たちが一定数いることが、フードバンクが様々な場所で活用されている理由だと考えます。
こうして調べていくと、カナダの人達の経済状況なども把握できるので興味深いです。
今度、実際にフードバンクに行って食材を届けてみようと思います。
おわり