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コミュニティにおけるトークンという概念が画期的な理由

今回はハイパー企業ラジオでけんすうさんと小原さんが話していた内容をなぞりながら、コミュニティやトークンについて詳しく書きたいと思います。


1.コミュニティとは

コミュニティという言葉は普通に使われている言葉ではありますが、改めて定義を考えてみると
「共通項があった上で人が集まった場所」です。

共通項の例としては、
・趣味(大学のサークルなど)
・価値観/思想(宗教など)
・目的(会社など)
・物理的な近さ(地域社会など)

その他だと言語、年齢などがあります。

ではこのような共通項で人が集まると何ができるのでしょうか。
大きく3つにわけるとこんな感じです。

・情報の交換
→道端でいきなり知らないことを聞いたり、ニュースを拡散するのはハードルが高いですが、コミュニティの中でならしやすい。
・支援と協力
→道端でいきなり私困ってるので助けてくださいと言うのはハードルが高いですし、言ってる人を助けるのも結構ハードルが高かったりしますが、コミュニティの中であればしやすい。
・アイデンティティ感覚を作れる
→このコミュニティに属しているんだと言う感覚を得られる。もっと言えば情報に溢れた社会で、ある程度の指針を委ねられる存在がいることでの安心感。

これらがコミュニティが存在することで起こりうることだと言えます。

ここまででコミュニティという言葉をある程度定義出来ましたので、次はコミュニティとコミュニケーションの違いについて書いていこうと思います。

2.コミュニティとコミュニケーションの違い

コミュニケーションの例:
AさんとBさんが話している
コミュニティの例:
AさんとBさんが話していて、CさんとDさんが話しているみたいなことが同じ面の中で存在している

コミュニティとコミュニケーション

このように言わばコミュニケーションは線であり、コミュニティは面であると言えます。
ここで重要なのは、AさんとBさんが黙って二人で立ってたとしてもそれはコミュニケーションではありませんが、コミュニティには誰とも話していないEさんという人がいても良いということです。
サークルの部室とかで例えるなら、誰とも話さずに本を読んでるけどなんとなく周りの話を聞いてる人みたいな感じですね。
そして、インターネットのコミュニティで言えば、このEさんのような何にも話していない人の方が実は多いです。
例えばWikipediaを使ったことが無い人はあまりいないと思いますが、Wikipediaを編集したことがある人はあまりいないと思います。匿名掲示板なども眺めているだけの人の方が圧倒的に多いですよね。
コミュニティを形成する管理側の人間はこのことを忘れがちです。コミュニティの中で情報を発信したりして目立っている人ばかりに目がいってしまいますが、実は黙って見ている人の方が多いんですね。

3.コミュニティで交わされるコミュニケーションの内容

コミュニケーションの内容は大きく以下の二つに分けることができます。
・パケット型
→情報の中身が大事なやり取り。
例:「スーパー行ってくるね。何買ってくればいい?」「牛乳買ってきて」

・グルーミング型
→やり取りすることそのものが大事なやり取り。
「明日ライブいくんだー」「いいなぁ、楽しんできてねー」

この二つは0 or 100で分けられるものではなく、実際にはある程度混ざり合っていると思います。
例えば、先ほどの例であれば「スーパー行ってくるね。何買ってくればいい?」「牛乳が無かった気がするから買ってきてほしい。買い物ありがとー」みたいに感謝を伝えたりするグルーミング型の会話を入れたりするのは日常だと自然に起こりえるかなーと思います。

インターネットのコミュニティでは、管理者がどちらの型のコミュニケーションをさせたいかで、サービスの方向性が変わってくると言えるでしょう。

ではインターネットのコミュニティにはどのような型があるのでしょうか。

4.インターネットコミュニティのタイプ

ある程度型が決まっており以下の3つに分けることができます。

・コンテンツ中心型
→コンテンツが中心にあり、それに対する反応が存在しているタイプ。反応している人たちは互いにコミュニケーションはあんまりしない。

・トピック中心型
→何らかのテーマに当てはまる人たちが集うタイプ。「20代で起業に興味ある人集まれ」みたいなスレッドを立てて会話・相談したりするもの。

・目的中心型
→何かの共通の目的があって、それを推進していくために集まるタイプ。

この中の目的中心型のコミュニティと呼ばれるものは別の言葉で言うのであれば"チーム"に近いと思います。
ただ、チームとコミュニティという言葉は似ているようで違う部分があります。

5.チームとコミュニティの違い

最初にコミュニティにおける共通項の例として趣味、価値観/思想、目的、物理的な近さがあると紹介しましたが、この中で目的の要素が一番大きいコミュニティがチームであると言えます。
ではあえて、"チーム"という言葉と"コミュニティ"という言葉比較した時にどのような特徴があると言えるのでしょうか。

<チームの特徴>
・ミッションから始まって目的、目標のために集まっている
・活動に重きが置かれている
・メンバーが役割を果たし、貢献することが必ず求められる
・外に目が向いている
・大事なことは外に対してどれだけ成果を作ったかである
・成果のマネジメントが大事である
・目標が達成したり、継続が困難な時に終わりや解散がある

<コミュニティの特徴>
・ビジョンや価値観、理念に共感して集まっている
・状態に重きが置かれている
・特別な貢献が無くてもいることができる
・内に目が向いている
・大事なことはコミュニティ内の関係性である
・peopleマネジメントが大事である
・人間関係に取返しのつかない問題が起きた時に終わりや解散がある

一つ一つが対照的になっていて、比べるとわかりやすいですね。

貢献することが必ず求められ、成果のマネジメントが大事であるというのが"チーム"の最大の特徴と言えるでしょう。
これはインターネットコミュニティにおいては、今までは中々実現の難しいものでした。なぜなら成果のマネジメントをするためのインセンティブを与える良い手段がなかったからです。
例えば、
・「投稿したら300ポイントもらえる」
・「投稿に対してイイネがもらえたら1000ポイントもらえる」
とかが手段としてありますが、これらは時間が経つと
・「適当なものでも投稿しまくる」
・「イイネを貰うために刺激的なことを書く」
などの手段でハックされてしまいます。

こうなるとプラットフォーム全体の価値が下がってしまうわけです。

ですので、今までは"チーム"型ではなく"コミュニティ"型として運営することで、参加している人が「どうせなら居心地のいい場所にしたいな」と思い質の良い情報が提供されたりすることを狙うという形がよくありました。

しかしながら、この形において参加者は特に成果のマネジメントを受けているわけではないので、居心地のいい場所にしたいと頑張っている人もただ参加している人も特にインセンティブに差は無かったりします。この状態だとサービス運営側が大きく利益を上げるのは難しいです。
なぜなら、「俺たちが頑張ってコミュニティを良くしているのに、それで利益を上げているのは運営だけとはどういうことなんだ!」と思われてしまうからです。
よって、この形だと運営は「運営も皆さんと同じ側に立っていますよー」というスタンスを守りながら運営することになり、なかなか思うように動けないということになります。

しかし2010年代の終盤くらいから"トークン"という技術・概念が生まれ始めて実現可能性が見えてきました。これを次に書こうと思います。

6.トークンの有用性

まずトークンとは何なのか改めて以下に説明します。
トークンとは:暗号資産と異なり、独自のブロックチェーンを持つわけではなく、既存のブロックチェーン上で発行されるもので、発行者や管理者が存在します。保有によりプラットフォーム内の権利を得られたり、サービスを利用できたりします。既存の概念で言うとポイントなどに近いかもしれないです。

これだけ聞くと既存のポイントとの違いが分かりづらいかもしれませんが、トークンには以下のとおり2種類の価値が存在します。
・報酬としての価値
→成果に対してトークンが運営から配られる
・保有としての価値
→プロジェクト自体の規模拡大や価値上昇により、トークン自体の価値も上がる

この2つ目の"保有としての価値"によって、参加者は「ただ短期的にポイントが貰えればなんでもいいや」ではなく、長期的な目線でプラットフォーム全体の価値も上げたいと考えることになります。なぜなら自分が保有しているトークンの価値がコミュニティ全体の評価で決まるようになるからです。
これによって今まで出来なかった成果のマネジメントが出来るようになります。運営側と参加者の目的を一致させることが出来るのです。

7.FiNANCiEについて

このトークンを利用したコミュニティサービスがFiNANCiEです。

FiNANCiEは、ブロックチェーン技術におけるトークンを利用した、ファンのエンゲージメントを最大化できるコミュニティサービスで、『クラウドファンディング+コミュニティサービス』を特徴としています。
トークンとは、デジタルで証やしるしを発行したもので、キズナを結ぶために持ち合うと考えてもらえば良いと思います。

上記の記事から抜粋

運営側がトークンを発行してコミュニティ形成を図れるサービスで、実際にFiNANCiE内には既にたくさんのコミュニティがあります。
前述したとおりトークンというものの特性上「イイネを貰うために刺激的なことを書く」みたいなことは発生しにくく、お互いに情報を共有して支援し合うような雰囲気に溢れているコミュニティが比較的多いです。

興味を持った方がいらっしゃいましたら、まずは以下からアプリをダウンロードしてみて、何かコミュニティに参加してみるとイメージが沸くと思います。とりあえずアプリをダウンロードしてコミュニティに入るだけであれば、FNCT(FiNANCiE自体のトークン)を保有していたりする必要はないのでまずはやってみるのが良いと思います。
(やってみて、より興味が沸いてきたら公式の記事を読んでみたり、FNCTを買ってみたり、ウォレットと連携したり…という順番でも全然構わないと思いますので)

■アプリのダウンロード
iOS

Android

コミュニティを選ぶと言っても迷われる方が多いと思いますので、私が参加している「sloth with creators(SWC)」をご紹介します。
「ゆっくり焦らない」を特徴としているコミュニティで、コミュニティという言葉に「オンラインサロンのようなものなのでは?」と少し苦手な意識がある方でも比較的入りやすいかと思ってます。

会員登録時に【WKAGG9】を招待コード欄に入力していただくと、「sloth with creators(SWC)」で利用可能なコミュニティトークンのプレゼントがありますので、ぜひご活用ください。

ここまで読んでいただきありがとうございました!トークンコミュニティという概念や、FiNANCiEに興味を持っていただけましたらとても嬉しいです!

FiNANCiEについて

ブロックチェーンについて


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