朝焼けまで
フィルムが最近高い。
月給2、3万の現実。給料未払い。
朝焼けまでの時間。
友人と笑ったことを思い出して少し笑う。
拙い自分の世界でギリギリ繋いでる線はきっと、他人に全て掌握されていて、相手からいつ切られるかわからない。
そんな世界ならきっと好き勝手やってしまったらいいんだと思う。
でも気持ちがそううまくいかない。
同じスピードでしか走ることができない。
急に爆走する人たちを羨ましく思いながら、私はスピードを変えずに走るしかない。
前に走っている人たちもいつか走る速度が私よりも早くなるのだろうな。
いつも地面しか見えない世界で、地面を知らない人間を羨む。