![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168120118/rectangle_large_type_2_bd205f1d3727bcd885aa4a64116cd016.jpeg?width=1200)
世界遺産2025
2025年を迎え、世界遺産について、今年注目したいことをあげてみた。
日本における次の世界遺産国内候補
とりあえず、今年2月には「飛鳥・藤原の宮都」を日本の世界遺産候補として、世界遺産センターに推薦書が提出されるが、その次の国内候補がどこになるのかが注目される。
もともと日本の暫定リストに登録されている物件自体が少ないという問題がある。強いて言えば、「彦根城」の取扱いがどうなるかが気になるところである。地元滋賀県としては単独での登録を目指しているが、昨年10月に文化庁が公表したICOMOSのプレミナリー・アセスメント(事前評価)の結果では、このまま彦根城単独で推薦書を作成していくのであれば、更にしっかりとした証拠や根拠が必要であるとした。また単独ではなく他の城と連携した推薦(シリアル・ノミネーション)も検討すべきとしている。
紛争地域の遺産の保護
ウクライナやシリアなど紛争や政情不安の国にある世界遺産については、危機遺産として特に保護・保全が求められている。
しかし、一方で遺産への攻撃や破壊が続いており、このままでは将来世代に残すべき世界遺産の顕著な普遍的価値が損なわれる心配がある。
こうした観点から世界の動きに注目していきたい。
私事
これまで、日本を含め19の国や地域を訪問し、日本の遺産19件を含め49件の世界遺産を巡ってきた。
今年はこれまで行っていない日本の自然遺産にも足を運び、早く100件を超えたいと思っている。