ウィンストン キャスター・ホワイト5 ボックス
タバコレビュー第10弾です。
今回は比較的人気のタバコである通称キャスターのレビューです。
これまでレビューしてきたタバコは高タールの銘柄を主としてきましたが、今回は低タールの代名詞的なタバコのレビューです。
まずはこちらのキャスターを振り返っていきます。
発売は1982年7月1日。
当時の日本専売公社から発売されました。
発売当初のテレビコマーシャルをYouTubeにアップされています。またキャスターとはニュースキャスターという言葉からとれたものです。
タバコ葉は甘さが特徴的な黄色種が使われ、香料にはマダガスカル産の最高級バニラビーンズが使用されており、ふんわりとした、くどくない甘さを楽しむことができるタバコです。
またこちらのキャスターですが、マイナーチェンジが度々行われているタバコです。
パッケージデザインは1992年、2004年、2010年、2012年と、ころころ変わっています。
特に2015年の変更は現在のパッケージにもみられるように、ウィンストンとの統合が行われました。
ウィンストンブランド自体は元々ひとつ、ウィンストン・フィルターのみでしたが、この統合により、キャスターとキャビンがウィンストンブランドとなりました。
キャビンについてはのちのちレビューしていきたいと思います。
海外ではウィンストンと統合することなく、台湾ではキャスターとして販売されている国もあります。
こちらの5ミリの方ですが、元々はキャスター・マイルドに相当します。
厳密にはオリジナルであるキャスターは2011年の震災の影響によって事実上の終売となっています。
しかし一部の免税店ではウィンストン キャスター・ホワイト7・ボックスとして販売されています。
もしくは先述した台湾ではオリジナルの7ミリキャスターを購入することができます。
また2021年には限定品としてキャスター・プレミアム・バニラなるものが販売されていました。こちらはウィンストンシリーズとしてではなく、キャスターとして発売され、旧デザインで、フィルターには甘みが添加されるなどのウィンストン・キャスターとは違う味わいでありました。
さて、こちらのキャスターですが特徴として「LSS」という機能があります。「Less Smoke Smell」という意味で副流煙の匂いが少ないとの事です。キャスターはタール数関係なく、このLSSが搭載されています。
またLSSはピアニッシモシリーズやピース・アロマインフィニティにも搭載されています。
ではこちらのウィンストン・キャスターホワイト・5のパッケージ、シガレットを見ていきましょう。
現在のキャスター主には5、3、1mgのタール展開になっています。またカラーリングも異なっており順に赤、黄、白となっています。
シンプルなホワイトのフィルターにWinston CASTERのプリントです。
シガレット本体も火をつける前も甘い香りがしています。
ちなみにチャコールフィルターです。
吸っていきます。
5ミリなので軽く、すっと入ってきます。
バニラビーンズ使用とあるように、ほんのりとバニラの癖のない芳醇な甘さが広がります。
キック感、吸いごたえは他のタバコに比べるとさほど感じにくいように思われるかもしれませんが、低タールのタバコにそれは愚問でしょうね。
バニラ味のタバコと言えば色々あると思いますが(アークローヤルとか)、甘ったるい感じはなく、あくまでもふわっと香る程度です。
フィルターの際まで吸っていくと、より香りが感じやすいと思います。もちろん少々苦み的なくどさはありますが。
また副流煙はLSS搭載とのことでさほどタバコ臭さは少ないと思います。もちろん煙は出ますが、他のタバコと比べて匂いが分かりにくいかな、という程度です。
こちらのキャスター、若者が多く吸っているイメージを持たれがちですが、誰が吸っても美味しいと感じられるタバコなのではないかと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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