アブラカダブラ〜

（うわーん！地球ぅーー！）
ってなってから
目や耳に入ってくるのは
美しいものばかりではなかった

キラキラの地球を想うと　
涙が出るようになった　
生きているだけで汚してしまう

ぼーっと眺めていた川に
ぷかぷか浮かぶペットポトル
（ちゃんとゴミ箱に捨てなくちゃ）
気持ちがぐっとなった時
“ゴミじゃないや　
だっていつかの誰かを潤したんだよ”
そう思った

何かが
切り替わった

無知で浅はかで薄情な私にも
太陽はいつも輝いて
気付けばそこここに
キラキラが

さあ
私は何をしよう

地球のてっぺんに立って
「アブラカダブラ〜」
なんて唱えたら
一瞬で
自然も生き物もみんな
あるべき姿で
幸せになったらいいのに
ばかみたいだけど
まずは私が
幸せになってみよう
せめて

この時は
まだここ