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暮らすようにひとり旅in Cairns(2)旅立ち〜鳥〜カフェ三昧 初日

こんばんは!なぜか冬になると髪の毛バッサリ切りたくなって首もと寒ってなってる保健師summerkiwiです。

2024年7月23日〜30日ケアンズひとり旅の記録。出発〜初日編。


初めてのジェットスター

2024/7/23    出発当日
まずは名古屋から近鉄特急で難波へ、難波から南海電車で関西国際空港まで移動。この旅の序章が想像以上にハードで空港着く頃にはぐったり。
まず、家から最寄り駅まで。夏真っ盛り猛暑の炎天下、飛行機内の寒さ対策でロンT着てキャリーケース引いて歩いたのが間違いだった。短時間だからいいやと日焼け対策せずにナメていたら直射日光浴びまくり、ホームで車内で汗がダラダラ止まらない。水分一気飲みして15時30分発アーバンライナーで難波へ。

次に、初めての難波から関空への道のり。小銭ケチって特急ラピート使わない判断が裏目って、朝の山手線手前くらいの人混みが追い打ちかけてくる。よく考えてみたら平日の夕方、巨大ターミナル駅接続路線。地元民の帰宅ラッシュに紛れ込んでしまった場違いな地方民。とめどなく流れ落ちる汗をハンカチで受け止めながら地獄の時間に堪える苦行。車内を見渡すとでっかいスーツケース抱えて乗っているのは9割方外国人。日本人はおとなしく特急料金払って優雅にやって来る。
そんなわけで、関空着いた時点でもうマラソン完走後。

ジェットスターの受付では長蛇の列ができていたが、どうやら中国からのお客さんのよう。私はよくわからないまま自動チェックインをなんとか済ませ、荷物預けに向かう。カウンターのオレンジ色の制服を着た若いお姉さんは、営業スマイルとかよりも1分1秒を争うように淡々と事務的に作業をこなしていく。私は一人でいるので余計寂しい気持ちにもなるのだが、低コストを実現させるために必要な仕事だけをテキパキこなしている姿には好感が持てた。

消費行動を誘惑してくる数々の施設を横目で見ながら、両替、洗面、水分調達だけ終えて、待合ロビーで待つことにした。修学旅行か交換留学か10代らしきキャピキャピ軍団を見て、自分が中学高校の時は海外なんて選択肢にもなかったなぁ、もしその年代で海外に興味を持っていたら人生変わったんだろうなと一瞬物思いに耽る。とりあえず関空はセントレアと違って人が多いし賑やか。一人で心細く待つ。

21時35分発ほぼ定刻通り。満席で混雑した機内。有料の座席指定のおかげで(真ん中の列の通路側)、トイレに自由に立てるのはストレス軽減になった。確かにJALに比べたら一人分のスペースは狭いけど、キュッと凝縮された構図の中に自分も一員として存在しているのはなんかおもしろい。CAさん達はタブレットを駆使して乗客の情報確認、機内食の配布など次から次へとこなしていく。CA同士で声を掛け合い狭い通路をぶつかることもなく颯爽と駆け回る姿に、LCCにはLCCなりの仕事の流儀があるのだなと感心した。機内食も想像より美味しかった。

早朝到着で街歩き 癒しのカフェ文化

7/24   日付が変わり早朝、無事にケアンズ国際空港に着陸。
外は暗く小雨。

現地時間6時13分(日本と時差−1時間)まだ薄暗いのでしばしロビーの椅子で時間を潰す


外へ出るとすぐにタクシー乗り場。
海外で初タクシーは物静かな黒人男性運転手。運転手さんのオススメスポット聞いてみたらナイトマーケットとの回答(残念ながら今回は行かなかったけど)。クレジットカード決済時、メーター表示と決済金額が違うのはなぜか確認すると、カード決済手数料が上乗せになるからってなるほどー。これまで苦手だった「少しでも疑問に感じたらそのままにしないでその場で聞く」習慣はついてきてる。

焦り過ぎて7時前に着いちゃったから宿の受付もまだ空いていない。しばらく外で立ったまま待つ。小雨が降ったり止んだり。

今回の宿 シェリダンストリート沿いで便利 お世話になりました



しばらくして一台の青いトヨタが駐車場にやってきて、大柄な女性が出勤。話しかけて荷物を預けることができた。14時のチェックインまで6時間以上ある。今から歩いてシティへ向かうと言うと親切にも傘を貸していただいた。オーストラリアの傘は軽くてでっかい。まずは中心地を目指して出発!


ケアンズ市民ぽい?
道には鳥が
さらに鳥
たまに見るイギリス国旗 オーストラリア感ある


15分ほど歩くと賑やかになってきた。

適当に通りがかりの「ENVY ESPRESSO 」というカフェで朝食。
地元民も多く利用しており、店内のご婦人方グループが楽しそうにおしゃべりに花を咲かせている。それぞれの前にはコーヒーカップと何かの軽食。マネしようとノリだけで注文しようとして最初のしくじり。自分が言いたいことが全く伝わらない!
というのも、注文したいメニューが決まっていればそれを言うだけで困ることもないのだが、①カフェメニューの事前知識なし②「あそこの皆さんが飲んでるようなものを注文したい」と抽象的すぎるオーダー③英語力のなさが致命的

若い女性店員さんポカンとしてフリーズしてる。男性店員さんに変わられたけど相変わらず全く伝わらず、彼からのSOSでついに3人目登場。この方が優しい日本人女性だったので救われた。4種類のカフェメニューの違いを説明していただき、日本人好みというアボカドトーストもお勧めしてもらった。
結果オーライだけど、ノリだけで突撃しすぎるのも如何なものかとようやく気づき始めた。

テラス席は開放感あって気持ち良い
コーヒーはさすが職人技の美味しさ
とりあえず鳥が近い


フラットホワイト 初めての本場ラテアートにテンション上がる
アボカド オンザトースト 想像の上をいくボリューミーさ 味はまぁ普通
後ろの席の男性が笑いながら「君の席 鳥が狙ってるね」
一期一会の英会話も生まれる


店員さんみんな笑顔でテキパキ動いてて気持ちの良いお店だった。
のんびりケアンズの雰囲気を感じられて、旅のスタートにしては最高。


腹ごしらえ後はケアンズエスプラネードラグーンへ。
よくみんなが写真あげているプールの方はメンテナンス中か柵が立ちはだかり近づけなかった。観覧車も止まっている。

ペリカンの大群にご挨拶
雨は降ったり止んだり
解放感が気持ち良い


エスプラネード沿いの公園 あちこちに無料の運動器具
何かのモニュメント
子どもの遊び場はカラフルな遊具でワクワクを演出


エスプラネードを抜けて、病院2つ抜けて、人通りのない細い道も抜けて再び大通りへ戻ってきた。今度は駅の方、ケアンズセントラルを目指して歩く。

ここで雨が強くなってきて濡れながら走ってる人も多い中、貸していただいた傘が多いに役立った。短時間でコロコロと変わる空模様。撥水加工の衣類さえ身につけていれば問題なく過ごせるが、そんな知識持ち合わせていない私はさっきからスニーカーの中の靴下がグチョグチョして気持ち悪い。もちろん宿に戻れば替えはあるけど、せっかくなので新しい靴下を調達しよう。

ケアンズセントラルはイオンみたいな巨大ショッピングモール。この中のTarget で適当な靴下買って即履き替えたのだけど、これがただの靴下ではなかった。恐るべし海外製品!
細身だなとは思ったんだけど、足首の部分がめちゃくちゃタイトで、締め付けがハンパない。血流止めに来てる勢いでキツくてビビった。しかも、それだけでなく…靴下事件は翌日に続く。

そこそこ歩いて疲れたけど、まだまだ時間潰しが必要。

宿へ戻る途中に見つけた、シェリダンストリートから一本西マクロードストリートにポツンと佇む可愛らしいカフェ「The Quack Coffee
中心部から離れているから観光客いなくて地元民に愛されてる超穴場。何かよくわからないけど緑のめちゃ美味しかった。名前に抹茶が入ってた。

奥の半テラス席と手前にテラス席
居心地良いので行きつけにしようと、最終日も立ち寄った



カフェでゆっくりしてもチェックインまであと1時間、足は悲鳴を上げているも今度は宿の北側を散策。近くの「NightOwl」というコンビニや「Friendly Grocer」というスーパーマーケットで店内一周して商品チェック、ミネラルウォーター調達。

そして、ようやくチェックイン
受付のスタッフは別の女性に変わっていた。ここで2度目のしくじり。
またしても相手がポカンとして困るという、言いたいことが全く伝わらない案件再来。なぜか?①初対面の相手②「朝ここに来て荷物を預かってもらっているんだけど、」と前置きから説明し始めた私③英語力のなさが致命的

最終的にチェックインという言葉を使った瞬間に通じ合った。
海外ではノリを過信してダラダラ余計なことを言わず、目的のみ簡潔に述べるべし。「I want to check-in.」だけできっと十分だ。

しばらく休憩して夕方、気を取り直して再度買い出しへ。

夕食どうしようかな〜と彷徨った結果、近くのケバブ屋さん「Ali Babba's Kebab」でテイクアウト。これが意外と美味しい。

30cm大ビッグサイズケバブ 中身も重量もずっしり
食べかけの写真のみ、、、



もう一つ、おやつにテイクアウトしたグルテンフリードーナツが衝撃の美味しさだった。カラフルな看板が可愛い「OMG! Decadent Donuts
たまたま見つけて特に期待してなかったけど、夫婦経営なのかお店のお二人がとても気さくな方で店内も明るくて綺麗。12種類のフレーバーで迷うのでオススメのカカオ味とシナモン味を注文。数分待ってねって注文してから揚げるスタイル。揚げたてに甘いパウダー絡めてもう匂いからしてやられる。3個以上〜まとめ買いで1個当たり割引になるけど、ひとりだから2個が限界かなと思ったのが間違いだった。余裕で3個はいける。甘さ控えめで優しいお味。
40年生きてきて一番美味しいドーナツにケアンズで出会うとは!

このためだけにまた行きたい


この通りには他にも「Sushi Train」という回転寿司、ピザ屋、インド料理屋が連なっていて多国籍。「Sushi Train」は賑わっていて人気店みたい。


まとめ

ケアンズノースよりは中心に近く、紫枠で囲われたケアンズ中心部内にギリ収まるこの北側エリアは日本人ほぼ遭遇しないので、静かにのんびり海外ローカル生活を体験できてオススメ。(中心部は日本人多いしすぐ分かる)
シェリダンストリートはさらに北へ進むとキャプテンクックハイウェイになる交通量多い大通り。バス通りなので遠出するにも便利。お店もあるし、夕方一人で歩いてもそんなに怖くない。宿の向かいは高校があり、爽やかな空気。

ちなみに同じ北側でも病院に近い方は人通り少なく、お店もないし昼間でもちょっと怖い。車無しのひとり旅なら断然シェリダンストリート沿いをオススメする。

「地球の歩き方」地図より


朝、昼、夜と食べた物すべてボリューム大だけど甘さ控えめで味が濃すぎないので、アメリカよりもオーストラリアの方が日本人好みな気がする。

ケアンズはカフェ文化が根付いていてみんな楽しそうにお喋りしてる
のんびりしていて気楽、人があたたかい
鳥も一員
食べ物美味しい


そんなことを感じた初日でした。


続く

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