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二郎ラーメン食って親友が殺される夢(1,088字)

 二郎系を初めて食べたからやろうか別にめっちゃマシマシにしたわけではないし、私初めて行くラーメン屋はどんなけ無料オプション振りかざされても知らんぷり、全部標準装備のもので良かよあんたのことよー知らんのやからメイクアップせんとすっぴんで1回あんたの顔見してみんしゃいのスタイルをとっていて、でもライス(中)だけはつけさせてもろてて、二郎もそうさせてもらいます、すまんないろいろパターン見してくれたのに。

 でも二郎はすごいな、子豚を片手でギュってしたもんがそのままどんぶりに入っとるんか思た、並々のスープ入った寸胴に子豚浸かってるんかしらん、風呂みたいになってないか。

 そんな子豚の風呂上がられ汁々にひたひたのラーメン食うたからかしらん、やっぱり自分の身体に合わんもんしこたま食うて腹パンパンになって眠ったら、胃の中からドロドロになった子豚が蘇って食道を通って脳に目がけて這い上がってくるような感覚に襲われまして、親友がピストルで殺される夢を見ましてん。

 なんやかしの運動会に参加してて、親友と2人で出番がないなか運動会眺めてたら、ちょっとだけ遠くで核爆弾が落ちてん。とりあえず逃げようとなってそしたら核シェルターにつながる穴があって、でもなんか防空壕とか沖縄のガマみたいに怪しくて、でも行ってみようってなって落ちるように2人で入って、そしたらその中には既に組織があって。その組織が使っとるシェルター内には現代アート飾ってるエリアがあって、数えきれんぐらいのサラマンダーのフィギュアを重ねた現代アートがたくさんあって。
 で、それ見てたら組織のボス来て、私と親友とあと知らん人の3人が、組織のボスと、このシェルターを使用する資格はあるかないかの面接をして。私はなぜか合格をして、親友含めた2人は落ちて。親友はほな俺あかんかったから帰るわな言うて、あの2人で落ちてきた穴に向かって帰ろうとした。
 そしたら組織の一味が親友についていって、あ、なんかこれあれやわ、映画『Life is Beautiful 』の最後のアウシュビッツのシーンやわ思って。私はとりあえず今持ってる布きれみたいなので必死に耳を押さえた。とにかく聞こえなければそうじゃないと思った。
 そしたらその一味が、ピストル持って帰ってきよった。あー視覚忘れとったわおもて。なんやこの身体、どの器官でも情報得られるやん、どの器官から情報得ても脳に伝わるやん!脳に入ってくるやん!そら子豚も胃の中から脳まで這い上がってくるわ!便利やでほんま!親友が殺されたんわかったわ!ってなって。そこで目が覚めて絶望的な起床。時計が笑ってた。

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ざぶとんととんとろ
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