作品のテーマ③ 作者の欲求
作者の欲求、つまり「自分はなぜ書くのか」への答えは、必ず作品のテーマを構成する要素として存在しています。そして多くの人は、この要素こそがテーマにおける最大の要素となります。そのためまずはこれを強化することでテーマを純化していくことを推奨します。
2つのタイプ
作者の欲求は人それぞれですが、突き詰めると以下の2つのタイプに分かれると思います。
最高型
いいじゃないか型
詳細は後述しますが、自分がこの2つのどちらになるのかを理解しておくと、一気にテーマの純度を上げていくことが可能です。
というのも多くの人は、この2つタイプが混在してしまっています。それによって軸がブレてテーマの純度が低くなっているのです。高い純度のまま2つを共存させることも可能ではありますが、作風を確立した人じゃないとできない芸当です。
ですから作品ごとにどっちのタイプなのかを定めて書くことをおすすめします。
というわけで、それぞれのタイプについてどう考え、どう向き合っていけばいいかを解説していきます。