GDで議論スピードを格段に速めるコツ
初めに
本noteでは多くの企業で採用されているGD選考に関して記していく。
私も就活時代に多くのGDを経験した。
選抜コミュニティ、戦略コンサルティングファーム、事業会社の選考でGDを経験し、初期の選抜コミュニティ選考にて1つ落選したものの、後は全て通過している。
今回は上記の経験に基づき、GDで議論の進みを格段に上げるコツを紹介する。
────結論 GDで素早く議論を展開するには、常に問いと仮説をセットで発言し、yes or noの同意を取る形で進めるべし!
以下本論に入る。
本論
GDでよく見られる現象とその要因
────下記状況に直面することが多いのではないだろうか?
議論の進行スピードが遅く、スケジュールしていた時間通り進まず、最後の施策出し・施策評価のクオリティが際立って低くなる
この状況はメンタリングをしている中で、よく遭遇する状況である。
課題特定までは筋道立った議論ができているものの、施策でいきなりアイデアベースになってしまうのは勿体無さを感じる。
この現象の要因としては、
が挙げられるが、お作法を覚えている方は基本的に後者が要因となる。
そして、そのケースの大半は議論がスムーズに進まず、時間配分をオーバーせざるを得ないパターンだ。
これを解消するには、能力を高め議論の発散収束のスピードを上げることも重要ですが、これは瞬時に解決できるものではない。
もっと手軽に議論スピードを速められるTipsが「GDで素早く議論を展開するには常に問いと仮説をセットで発言し、yes or noの同意を取る形で進めるすべし!」である。
問いと仮説をセットで発言することの有用性
────例えばこのような発言が悪い例だ。
上記が問いと仮説をセットで発言できていない例だ。
このような発言はよく見られるが、ほとんど議論を前に進められていない。
発言している感じは出ているが、貢献度は非常に低い。
このような発言の仕方だと、
この後にどなたかが具体的にこう進めましょうと発言をし始め、その意見に対し意見が飛び交うといったような、無駄なコミュニケーションが発生する。
────逆に、下記が問いと仮説をセットで発言できている例だ。
このように問いと仮説をセットで発言することで、無駄なコミュニケーションが圧倒的に減り、議論のスピードは飛躍的に速まる。
特に共通認識が取りやすい問いの場合は、率先して仮説を示し、確認だけを促すことでスムーズに進行することが可能だ。
具体的に時間配分や前提確認のフェーズは、意見が割れることは少なく、自ら仮説を示し、これでいいかとチームに確認する進め方が一番速い。
────また、議論すべき内容にチームを自然と誘導できる点でも非常に有効である。
抽象的な方向性の提示のみであると、チームメイト内で解釈が分かれ動きにくいが、具体的な仮説まで示すことで、チームメイトはこの仮説に賛同するかどうかの思考に向かうため、自らが求める方向性に進めやすくなる。
習得方法
────まずは問いと仮説をセットで発言することを、強く意識しながら実践するべきだ。
一度実践し、格段に議論の進行が速まることを体験することで、意識づけが容易になる。
その上で、日常生活でも使ってみるとよいと思う。
例えば、日程調整の時が挙げられる。
では結論が出るまでに時間がかかる。
一方で、何日と何日と何日が候補なのですが、いかがでしょうか?と仮説とセットで示すことで幾許かスムーズに日程調整可能だ。
終わりに
これを読むだけでは成果は出ない。
是非次のGDから行動に起こしていただきたい。
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