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大阪のSaaSベンチャー企業が、東京でカンファレンス開催に初挑戦。その目的とは?

こんにちは、株式会社NOVASTOの広報・モリニシです。

弊社ではリユース向けのクラウドPOSシステム、「ReCORE(リコア)」を2019年にサービス提供開始いたしました。
サービスリリース当初は、正直なところ機能としてもミニマムで、実際にお客様から「こんな機能が欲しい」「ここを改善して欲しい」というお声をいただいたり、商談においても機能不足による契約不成立が多くありました。
それからメンバーも増員、各チームも強化され、今ではリユース店の運営だけでなく、業績アップにつながるシステムとして業界内においても認識いただけるようになりました。ありがたいことにReCOREのユーザーも全国400社を突破し、「リユースの総合商社」として新規事業も立ち上がってきております。

ReCOREのリリースから5年半。このタイミングで、主にReCOREユーザーを対象としたカンファレンス形式のイベントを開催することとなりました。
リリース当初よりは企業規模も大きくなったといえ、まだまだ30名以下の組織。そういった企業が、いわゆる「ファンマーケティング」的なイベントを実施している前例がない中、なぜ開催に至ったのか。

今回は、イベント実行委員会の中心メンバーである、カスタマーサクセス・清野(せいの)に話を伺いました。

清野隼土(せいの はやと)
大学時代には大手リユースショップで現場管理を中心に幅広く業務に従事。在学中から海外への興味が強く、大学を中退した後オーストラリアでワーキングホリデーを経験。帰国後はNOVASTOにジョインし、カスタマーサクセスとして過去のリユース経験を活かしてReCOREユーザーへのオペレーション構築などのコンサルティングを実施。

「ファンマーケイベントをやろう。」 きっかけは代表からの一声

ー このイベントを開催しようとしたきっかけは何かあったのでしょうか?
清野:本当に最初の最初のところでいうと、代表が同様のイベントに参加した際、いまのNOVASTOにも必要だと感じ、社内で話が持ち上がりました。
なぜ必要だと感じたかというと、現在ReCOREはサービスとして成熟期に入り、お客様からの要望に応えるだけでなく、「サービスとして、そして企業としてこういう未来を目指している」というビジョンをユーザーに伝える場が欲しいと思っていたからです。ReCOREは機能アップデートの多いサービスですので、将来像がハッキリ伝わっていた方が、活用していただきやすいのでは、という仮説を立てました。

ー なるほど。ユーザーに直接理念を伝えられる場が欲しかった、ということですね。
清野:はい。きっかけは上で話した通りですが、このイベントの一番の目的は、「ユーザー同士の横のつながりを持つ機会を作ること」です。
SaaSのユーザー同士って特に交流がなくても何もデメリットはないかもしれないですが、我々が関わっているリユース業界は、横の繋がりを非常に大事にする文化があります。しかしReCOREのユーザーは全国に散らばっていて、なかなか直接情報交換できる機会や手段がありません。
今年の1月にコロナ終息後初のオフラインセミナーを開催したのですが、セミナーが終わったあとに同業者同士で名刺交換をしたり、活発に交流されている姿を見て、こちらかそういった機会を提供したいと感じておりました。
ユーザー同士で事例を共有できることは、この業界ではとても価値の高いことなんです。

初挑戦のファンマーケイベント。ぶつかった壁。

ー 今回、こういったイベントはNOVASTOでは初挑戦となるのですが、準備段階において苦労したことはありますか?
清野:そもそも、NOVASTOくらいの規模の企業(従業員25名程度)が、こういったイベントを開催しているという前例が見つからなかったんです。だいたい300名規模の企業がやっているイメージですね。逆にいうと、だからこそやる意義は感じましたね。
もちろんイチから始めるのは大変でした。コンテンツの企画から、会場手配、集客…社内のメンバーを巻き込みながら、なんとかカタチを作っていきました。

現地リハーサルの様子

ー 当日のコンテンツについて教えてください。
清野:まずは、代表やCOOから、業界全体や企業・サービスの今後の展開について発表します。そしてさらに、ここから各チーム(開発・セールス・カスタマーサクセス・カスタマーサポート)のリーダーより、「戦略共有会」ということでお話させていただきます。ユーザーにとっても、どういうチームが、メンバーが、どういう想いを持って関わらせていただいているか、というのが見える化されることで、安心感を持ってもらえるのではと考えております。自分が使っているサービスの裏側を知ることで、サービスへの愛着が増すと思うんですよね。
なのでできるだけ、NOVASTOのメンバーとユーザーが交流できる場面を提供できたらと思い、コンテンツを企画していたのですが・・・。

ー 何か問題が発生したのですか?
はい。実は当初はワークショップを予定しておりまして、いくつかグループを作り、そこにNOVASTOメンバーやベンダーでご参加いただく方を交えて、いくつかのテーマについて議論していただくつもりでした。
しかし調整段階で人的リソース不足等の問題があったりと、企画をピボットせざるを得ませんでした。30人以下の規模が外部のイベンターに頼らず、自社でイベントを開催するにあたって、人的リソース不足は一つの壁でしたね。
とはいえ交流の機会は必ず提供したいという思いがあったので、「トークセッション」として、事前に参加者から集めたReCOREへの要望や質問を全体に共有し、お答えさせていただくという時間を設けます。他社からの発信を聞いて、初めて自社に同じような課題があるということを発見できた、という場面もあるかもしれません。

開催はゴールではない。今後の展望とは?

ー 開催が10月1日に迫ってきました。当日このイベントが終了した後、どうなっていることが理想ですか?
清野:先にも言いましたが、横の繋がりが大事な業界ですので、参加ユーザーにはできるだけ沢山の他企業の方と連絡先を交換するなど、今後も有益になる繋がりを作っていただきたいです!NOVASTOを介さずともユーザー同士で連絡を取り合い、情報共有できることが理想ですね。

NOVASTOとしては、やはりこれから企業やサービスが向う先を理解、そして共感いただき、「NOVASTOについていけば大丈夫!」と思ってもらえることがゴールです。いうなれば、ReCOREという海賊船のクルーになってくれる仲間的な存在を増やしていく、というイメージです。一緒に宝物を探しに行くじゃないですが、一緒にReCOREをもっと良いサービスにしていく、という感覚をもってもらえたら、と思います。

今回のイベントの開催はゴールではなく、これを起点に、様々な広がりにつなげていきたいと思っています。例えば今回は東京での開催ですが、今後は地域ごとでReCOREのコミュニティーを作って、小規模のイベントを開催したり、継続してユーザー同士のコミュニケーションの場を提供していきたいです。

ー ありがとうございました!当日が楽しみです!

おわりに

正直、私がこの企画を初めて耳にしたとき、「え、実現できるの・・・?」と不安になったことを覚えています。ですが、清野を中心とし、メンバー全員がユーザーに価値を届けたいという思いから、やっとここまでたどり着きました。開催後に見える景色が楽しみです。
当日の様子はまたnoteでレポいたします!

イベント詳細

イベント名称
ReCORE FUTURE CONFERENCE 2024
https://conference.recore-pos.com/

開催日時
2024年 10月 1日(火)
イベントメイン:14:00〜18:00(13:30開場)
懇親会:18:00〜20:00
開催場所
BAGUS PLACE ・バグースプレイス
〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-6 銀座Velvia館 B1F
https://maps.app.goo.gl/UTk8SfgmL4TqqRfGA

JR各線 有楽町駅 中央口4分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 3番出口 1分
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅 C8出口2分
参加費用メイン:0円 懇親会:10,000円 / 1名
主催
株式会社NOVASTO

株式会社NOVASTO
NOVASTOでは【いい循環から 最適なコマース体験を。】をミッションとしております。 近年、大量生産・大量廃棄問題がメディアでも大きくフィーチャーされ、サーキュラーコマースの重要性が叫ばれる中、「捨てずに売る」が当たり前になりつつあります。 「リユースという選択肢がもっともっと身近に、当たり前にある世界を実現したい。」 私たちNOVASTOは【リユースの総合商社】として、”コマース”という流れの中のリユース領域における様々な課題に向き合いソリューションを提供することで、リユースの価値を高め、売り手にも買い手にも最適な購買体験が世の中に広げるお手伝いをしております。

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