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フォルテヴィータについて(思い出編)

はじめに

このnoteはイマーシブフォート東京において、入場料だけで楽しめるエリアの中核をなす、フォルテヴィータ事件簿が、この2025/2/24で終了となりますので、それに祭し、ネタバレで今まで話せなかったことなども含め、NOVAKの主観的な思いをアレコレ話したい、と思って勢いで書き上げたものです。

基本的に終了するイベントなのでネタバレとか関係ないと思ってはいるのですが、今後何か展開あった時のために見たくない、という方は回れ右してくださいませ。

また、終了直後に出したかったので推敲が足りない部分などあるかもしれませんのでまたおいおい追記や修正等することをご容赦ください。

まずは目次をどうぞ。


NOVAKのフォルテヴィータ体験記

こちらでは、NOVAK自身がどういう流れでフォルテヴィータと出会い、どう感じたのかを時系列にそってまずは書きます。特に、今までフォルテヴィータ行ったことない方、真実のことに気づいていなかった方、そして今回夜明けのフィナーレを見たがそれ以前がどうだったか知りたい方にも伝わるようにちょっと冗長なぐらい書いてますがお付き合いください。

そして、勢いでいっきに書いたので、お見苦しいところはご容赦を。多分そのうちまた整えていきます。

また、フォルテヴィータのことを全く、もしくはほぼ知らない、という方は人物相関図やキャラクター紹介は読んでおくと頭に入りやすいかもしれません。


1回目(2024/7/3)

最初の参加は平日でした。まだそこまで人は多くない状況。ただ、自分自身が午前中に花魁、午後の前半にシャーロックの予約をしていたので、フォルテヴィータ自体はそこまで多くは時間はさけなかったものの、それでもフォルテヴィータの魅力自体は十分に感じることができた日でした。まずは、フォルテヴィータ自体の体験のみを記載していきます。

フォルテヴィータでは、申込後、前日までに、メールで登場人物たちからの手紙がとどきます。そしてそこには、あなただとわかるように〇〇を△△に着けておいて、みたいな記載があります。

最初に手紙をもらったのはフィオーネ。ただ指定の赤い布が手に入らず、どうしよう……と思っていたところ、お土産さんに話すと、実は……といって赤い布を売ってくれます。こんな商売がw

そして赤い布をしてフィオーネを探しますが、午前中に花魁に行ったこともあり、なかなか出会えません。ですが、昼過ぎにはやっと会えて、練習にも参加し、コーラス隊にも加わることに。なんか我らがフィオーネにヴァレンティーノってチャラい船乗りが告白してきますが、フィオーネは断ります。

本番においては、コーラス隊でフィオーネのデビューを見届けようとキャバレーで早めに席を取りフィオーネの見える位置に。フィオーネのトラブルにヴァレンティーノが駆け付けた時には、おまえができることなんて……って思ったものですが、急に歌いだしたときは流石にビビりましたw おまえ歌えるの!?って。でも、あんないけ好かない奴だ……とか思ってたのに、その後のやりとりと2人の歌は、練習の時から見守ってただけに、ぐっとくるものがありました。こんなベタな展開に……とか思いつつちょっと泣いてましたw

他にもフェルッチョの路地裏酒場でフェルッチョと踊り子のビアンカのトークを聞いてたら、途中からフォンタナ夫妻の夫がやってきて、そこからフォンタナ一家の騒動についていって、奥さんの返り討ちにあったり。

他にも街中でなんか捕まってる人がいたりとかは見かけたんですが、そこに巻き込まれるところまでは至らず。

フィナーレはガルシア一派に人質にされてステージにあがらされつつも、ヘルメス指揮官やサロモーネ兄弟に救われ、彼らはガルシア一派を退け街を取り戻したのです。

正直フィオーネ以外との交流はそこまで多くなかったので、サロモーネ兄弟は何があるんだろう……って感じでのフィナーレではありましたが、なんだかんだ、VIVA! FORTEVITA!の掛け声は耳に残り、そして楽しい思い出となりました。

https://x.com/nova_kmt/status/1808498410800181422

そうそう、ビアンカがサロモーネ兄弟の妹って話が目の前で繰り広げられたのでそれはびっくりしてました。

1回目から2回目の間

1回目でそれなりに満足してる中、twitterのTLで友人が、「フォルテヴィータの真実」という言葉を口にしてるのを見ました。普通に楽しんだものの……真実、と言われるほどのものには出会ってないので、気になっていたところ、イマーシブハロウィンや、一時的な値下げパスの発表もあり、次に行く機会をうかがっていました。

2回目(2024/10/28)

そしてまさにハロウィン直前にイマーシブハロウィンに参加するつもりでまた平日にフォルテヴィータへ。この日は有料コンテンツは取らずに参加。真実を追ってみよう……という気持ちで。ただそういう気持ちで見ると、新聞のコラムがいきなり気になります。昔の大火……これは何か関係ありそう……という気持ちに。

またイマーシブハロウィンの時期は放送で、病原体が……とかの言葉が流れており、フォルテヴィータとの時代設定との違和感があり、何か関係がありそう……とにおわせます。

この日は手紙はヴァレンティーノからだったので、ヴァレンティーノを応援するつもりで行くも、フィオーネが逃げた後握手を受け取る役回りをやってつっこまれたり。またレストラン襲撃時にはレストランで食事をしており、目の前でヘルメス司令官やガルシア一派の立ち回りを見たり。

いろいろ新しい体験ができるものの、あまり巻き込まれることもなく、ふわふわとフィナーレも見届けてました。この日はサロモーネ決起集会から一緒に行進しつつ。

またサロモーネの勝利で、VIVA!FORTEVITAの後、ふと気になったのは、ガルシアでした。網がかかって、そして座り込んだままのガルシア。これ、どう撤収するんだろう……?みたいなことを考えていたとき、ガルシアはひっそりと、そしてゆっくりと立ち上がり、ガルシア一派の部下と一緒に、目立たないように階段広場の方へ歩いていきました。

なんとなく違和感を感じた僕は、彼を追っていきます。彼は3階への階段をのぼっていきます。そして階段上ってフロアを歩くころから、明らかに歩きがスローモーションになっていきます。

また、周りは薄暗く、何故かそれをじっと見ている他のお客さんはポツポツいますが、気味が悪いくらい静かで、途中から環境音楽のようなものが聞こえてきます。

なんだここ……って思ってついていくと、ガルシア一派は柵の間にある扉を開けてその中をとおっていきます……その先は……墓場??

え、何?どういうこと??

そこで墓場の方を見た時、うすぐらい左側の壁に何かあるのに気づきました。ライトがないと気づかないような暗い中で。

それが、慰霊碑でした……その中には、フィオーネやヴァレンティーノの名前も……。そしてそこに……手紙の宛先である「自分」の名前も。

あの時、あの巨大な慰霊碑の前に立ち尽くした時の感覚が今でも忘れられません。あんなにがんばってデビューしたフィオーネの未来が……この大火で……終わる?? 他のイマーシブシアターなどでは得たことのない衝撃でした。

彼ら、そして「私たち」も、ここの住人は137年前の大火ですべて亡くなっていたのです。そして、私たちはその魂が姿を変えここに戻ってきて、この1日を繰り返している……。

それがわかったあと、言葉にすることもできず、その場を去ります。僕はフィナーレ後、一緒にイマーシブフォートに来ていた友人たちと分かれてこの真実を見ました。ただ、このことを彼らに言ったものかどうか、かなり葛藤しました。他のメンバーはほぼ、初めてのイマーシブフォートでした。

結論としては、この真実にたどり着いた経験を人から教えてもらうべきではない、と思い、友人たちには「フォルテヴィータの真実を見ました」とだけ思わせぶりに発言しました。その後Twitterでも以下のように書いたのですが、

そこにも書いたように、イマーシブハロウィンは、会社の会議が入ってしまい、途中離脱……でも前半だけでも想像以上にイマーシブで、広いエリアを使った公演で、これは行きたい……どう真実とつながるんだ……って気になってました。

2回目~フォルテヴィータ終了予告前

さて、その後、あんまり真実を知った状態でフォルテヴィータに行った人、というのもおらず、あまり真実の話を他の人と共有できない日が続きます。ずっと、他の人にはフォルテヴィータ体験してほしい、と言いながらも真実の見つけ方をアドバイスするようなのは体験を損なうと思ってあまり発言できず。

そんな中、真実に気づいたっぽい友人がまたフォルテヴィータに行くというので情報を共有します。そこで、エドの名前がない、ということを知りました。そして、そういえば、エドは推しの子や現代に関わるイベントにも顔を出しています。

街中のポスター

特に気になっていたのが街中のポスターでした。これは、エドがタイムスリップをしてこの街にきて、現代に戻ったのでは……そんなことを考えていました。

また、自分の手元の写真を見ると、なんとなく姓のイニシャルを縦読みすると文章になりそうです。ただ自分の手元には完全な写真はないので、それを撮ってもらえるようにお願いした結果、文章が浮かび上がりました!

In the distant future the fleeting souls thatwer sacrificed by this great fire shall revisit once again this place in time enshrouded in corporeal forms and guided by the eternal souls wandering this world last prophecy by Amand Underwood
遠い未来、この大火によって犠牲になったはかない魂は、肉体に包まれ、この世界をさまよう永遠の魂に導かれて、再びこの場所を訪れるだろう。アマンド・アンダーウッドによる最後の予言

記念碑の死者の姓のイニシャルをつなげて読んだ文

やはり我々の魂は姿を変えてこの街に戻っていたのです。そして、そのことを、アマンダは占いによってわかっていた……この予言をただ残して、自分も死んだ……。どういう思いだったのだろう……そう思わずにはいられませんでした。

ただ、彼女は、予言をただ残しただけではなかったのです……。

フォルテヴィータ終了予告前~3回目の間

フォルテヴィータ終了予告の前に、公式がこんなTweetをしました。

完全に公式がネタバレを徐々に解禁しつつある……そう感じました。大火のことは新聞にあるものの、墓場の存在をにおわせて……できるだけ今まで真実を知らなかった人にも伝わるように……。ひょっとしたら大きな動きがあるのかも、そう思ってた矢先、2/4でした。

フォルテヴィータが2/24に終了することが告げられたのです。
割り切れない感情でした。今まで、なんとか少しでも真実にたどり着いてイマーシブフォートの良さに気づく人が増えてくれれば……そう思っていましたが、それはこんな性急なやり方ではなかったはず。正直、全く納得できない思いでした。

ただ、少しでも、周りの人たちだけにもフォルテヴィータのことを知ってほしくて、こんなことを始めました。

内容をざっくり紹介しとくと、できるだけフォルテヴィータを体験するためのコツを紹介しながらも、いろいろ歩き回って聞きまわってほしい旨書きつつ、フィナーレが終わったら、ネタバレファイルを開いてください、と。

ネタバレファイルには墓地の行き方や慰霊碑を撮影しておいてあとで考察してください、というアドバイスを残しました。

ただその後、夜明けフィナーレが始まると、盛大にフィナーレでネタバレするわ、その時間は墓地へのルートは防がれるわ、墓地には花や新聞(アマンダの予言が書いてある)が飾られ、いろいろ変更があったため、かなりガイド用のファイルは後から書き換えました。(DropBoxに置いとく形での共有にしておいてよかった……。)

そして、そんな中、ガイドを書き換えるためにネタバレは気にせずネットの情報は拾っていて、一番の衝撃の情報がこちらでした。

アマンダが大火の悲劇に至らぬようにループを引き起こしていた……?
ではTime Reaperはエドではなくアマンダ……?
じゃあエドは……?

わかっていたと思っていた要素が覆ります。
また、墓地に飾られた新聞にはアマンダの残した予言に加えて
As Known As Amanda Urbanski (アマンダ・ウルバンスキーとして知られる)
という文章も付け加えられてます。これは悪魔の契約で呼び名が変わった……?ただ、アマンダの姓が変わるわけではないので、いずれにせよアマンダは大火で命は落としてそうです。

このあたりの謎を調べるためにも、3回目の帰郷を早めに行くことを決めました。

3回目(2025/2/16)

当然有料コンテンツの予定はいれずにフォルテヴィータメインの3回目。墓は真っ先に調べますがネットで聞いていたとおり。また、考察面だけでなく、巻き込まれ系のイベントにも積極的に顔を出そうと思ってました。

厳密にはフォルテヴィータじゃないのですが、スパイアクションにも頭陀袋をかぶせられ、人質となりました。このイベントは現代側のイベントだろうと思われるのですが、むしろフォルテヴィータより前から行われているイベントで、流石に巻き込まれるの楽しいですね。

そしてレストラン襲撃にはセバスチャンにアピールし、ガルシア一派を捕まえるのに協力します。縄と腕章を持ち、ガルシア一派の赤い服のアニキっぽいやつを捕まえました。ちなみに僕はこの日サロモーネ兄指定の黒い布をつけてたので、「おまえサロモーネなのか軍隊なのかどっちなんだよー!」ってつっこまれてました。いやおっしゃるとおりでw

そしてこの日一番の個人的盛り上がりは、ジュリアーノ(兄)に救出作戦で指名されたことでした。2回とも参加したとき、セルジオ(弟)が客たちと一緒に縄に縛られてつれていかれるのは目撃してて、追ってたりはしたのですが、あの中に入るのはできませんでした。今回もダメかー、と思いつつ、ジュリアーノの近くにいると、なんとジュリアーノから、直々に弟の救出作戦に参加してくれないか、と言われます。きたーーー!!

そこはガルシア一派のアジトでした。このイベント以外では入れないエリア!長い通路を隠れながら拉致された人々の救出に向かいます。どうやらガルシア一派はそこを離れています。なのでセルジオのところまで行き、救出しようとするのですが、鍵がない。で、あたりを探すと薄暗い中にあちこちに鍵があり、これを手分けして探す。

そしてやっと正しい鍵を見つけ、弟や人質を助け出す。
しかしその後、爆弾が作動し、赤青黄の三色の中からどれかの線を切らないといけない……そこからはみんなの多数決でガルシアカラーの赤に。

爆弾はとりあえずとまり、救出成功となりました!

正直考察のために行ったつもりだったのですが、これ以外にも3回目となるフィオーネのデビューも見届けたり、体験としても過去一番に楽しんでいました。

また、住民祭の後、アマンダを追いかけると、路地裏バー近くでエドがアマンダにとても複雑そうな表情で別れをつげていたところ見たり、その後、ネットで既にみていた、アマンダが階段で自分がウルバンスキーと契約してこのループを引き起こしたことの告白なども見ることができました。

そして、アマンダが1人で墓に入っていくところも……。

最後、フィナーレではバズーカが発射される前にみんながこの繰り返しに気づき、未来を受け入れて、未来に進む選択をして終わります。それを導いたのは、エドでした。最後は、エドのVIVA FORTEVITA……の言葉が静かに流れ、BGMには、フィオーネとずっと練習した「ハレルヤ」が流れます。ほとんど流れはネタバレを見て知っていただけに、知らずに不意打ち的に流れた、「ハレルヤ」が一番泣きました……。

ひとまず

ここまでが、僕のフォルテヴィータの思い出です。まだまだ話したいことはあります。自分なりにエドはなんだったのか、などの考察や、そして、フォルテヴィータは何が素晴らしかったのか改めて話したいし、逆に、イマーシブフォートはなぜこんな素晴らしいコンテンツを手放したのか。

それらは自分なりの考えを、少し時間をおいて、次回
フォルテヴィータについて(考察編)
にて、書ければ、と思います。まずは、今は一気に思いのまま、この記憶が消える前に彼らとの、あの街の思い出を残しておきたくて。

それでは改めて……

VIVA! FORTEVITA!!


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